修復

修復:関節から攻める「肩凝り」

こんにちは😊

今回は関節に注目して「肩凝り」を書いていきます✨

1.肩凝りには肩の「どこ」を緩めるのかによって結果が雲泥の差

肩凝り改善には、肩の関節の中でも【どこを解放させて動きやすくするか】によって凝りが“ゼロ。感じなくなる”までいけるのか、“数十%残っている感じがする”までしか行けないのか、圧倒的に結果が異なってきます🤔

アプローチ場所は人によって異なる、と言ってしまえばそこで終わりになってしまうのですが、今回はアプローチ場所として【肩にある関節】をいくつか挙げていきます。

※今回は関節についてだけ書いていきます🤔肩凝りは、頭から体幹までの筋肉全てが要因となり得る可能性がありますので関節部位が要因となることは一部であることをご理解の上お読みくださいませ😊

 

2.関節→「骨と骨の繋ぎ目」

筋肉は骨と骨を繋ぎ、「支える」「動かす」両方の役割を果たします。

痛み違和感を取り除く際に、単一筋肉をフォーカスすることもありますが、大抵は複数の筋肉の硬さや筋膜の滑走性不良によって引き起こされていますので身体全体を見る必要があります。全体、となると途方もないですので、今回は骨と骨の繋ぎ目に着目しました。

骨と骨の繋ぎ目、関節、のことです。肩の関節の中には、解剖学的関節と機能学的関節の2種類があります

解剖学的関節 緩衝材でもある滑膜を有して、互いの骨が凸凹関係にある可動する関節
機能学的関節   滑膜は有さず機能の効率化や安定性、支持性をメインとして担う関節

肩鎖関節・胸鎖関節・肩甲上腕関節

C-Cメカニズム・第二関節・肩甲胸郭関節

今回、肩凝りに直結する関節として、肩甲上腕関節/肩甲胸郭関節を取り上げます。

 

3.肩甲上腕関節

上腕骨と肩甲骨を繋ぐ部分です。

この関節は、関節包と靭帯と関節唇があり、動きを支えられる様な組織構造になっています。

ここは背中が丸くなりやすい方は硬くなりやすい箇所です。

背中が丸くなると、肩甲骨が前に滑り出てきて肩甲骨も上がりやすくなるので、腕の重さを支えきれず上腕骨と肩甲骨が詰まりやすくなってしまいます。

上腕骨の重さと肩甲骨との関係についてはこちらの投稿をご覧ください。

上腕骨と肩甲骨を繋ぐ筋肉は、深部と表層と大まかに2種類あります。

表層

表層はこちら。

一番上に三角筋があり、その下に二頭筋や烏口腕筋があります。

肩甲骨とは繋がっていませんが、鎖骨と上腕骨を繋ぐ大胸筋は、上腕骨を内側に引き寄せますので肩甲上腕関節を詰まらせてしまいます。

深層

深層はこちら。

ローテーターカフ(回旋腱板)と言い、4つの筋肉があり、上腕骨が動きに伴い抜けないように肩甲骨に引き寄せる働きがあります。

表層、深層の二層で肩を「支えて」「動かして」います。

筋肉の硬さや筋膜の滑走性不良によっても肩を不動にさせて痛みや違和感を感じさせますが、筋肉だけでなく先ほどの関節包も硬くなることにより関節を動きにくくさせてしまいます

施術でも、筋肉をある程度緩めた後でも関節の緩みが足りない場合は関節包や靭帯を調整します。

腕を振り上げる方など、肩関節の最大可動域まで腕や肩甲骨を動かす場合も可動域を広げるためにも関節包を調整しますね。

筋肉と一緒に圧迫しながら動かすことで、関節包もある程度でしたらセルフケアでも調整できますよ😊

94【ケア編】二頭筋を緩めて肩内巻きを更にさらに改善/2021.9.5

 

4.肩甲胸郭関節

ここは機能学的関節なので動き、というよりは安定性や支持的な役割がメインです。ですが・・・😱

肩甲骨と肋骨の間は筋肉が2枚存在しており、この2枚が本当にとても!癒着しやすい!!んです^^;

一つは前鋸筋

もう一つは肩甲下筋です。

肩甲骨はがし、と一時流行りましたが、背骨側の肩甲骨と肋の間をこの様に動かしますよね。

肩甲下筋と前鋸筋の間はその反対側。

正直なところ、こちら側の方が硬さは蓄積されやすく、首や肩の詰まり違和感と直結しています。この間ですね。

この間は、腕を最大限上げたり、腕・肩を最大限回すことがなければ動きは制限されますので硬さは蓄積されます。

そしてこの間。大胸筋と広背筋で挟まれたこのエリアには複数すぎる筋肉が存在しています。

😯 😯  😯  😯  😯

あり過ぎる・・・・ 🙄

 

5.一体、肩凝りにはどこをどう対処したらいいのか😭

肩周りの奥深さ、断片ですがお分かり頂けたでしょうか😊肩凝りケアにはこれ!と断定できない理由が伝わっていましたらいいのですが😅

肩凝りを根本的に根元から解決したいのであれば、私としては肩周り+体幹の「硬く短くなった筋肉」「滑走性不良となっている筋膜」を全て、整えるのが一番です。

一つでも引っかかりがあればそこからまた制限が生まれ、硬さが再構築されやすいですから。表層から順に、一本一本、表層が整ったら深層を緩ませ、関節包などの組織も調整し、完全に肩周りの動きを復活させるのです。ここまでやると、肩周りの制限は解除され、肩と一緒に首も緩みます。

表層は整えたことがある方は多いかと思いますが、根本改善したいのならば、根元から取り除く、ですよ✨

 

ガッツリ根元から整えたい方はお任せくださいませ☺️✨

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肩甲胸郭関節をセルフで緩めるケアも出していますので試してみてくださいね♪

102【ケア】肩甲骨の奥の詰まり感を解消するダイレクトケア/2021.10.2

セルフでできることとしては、後は肩の最大可動域を常に動かせる状態にしておく+毎日動かす機会を作る、ことです。

98【ストレッチ】朝からガッツリ肩周りストレッチ/2021.9.18

99【スト&トレ】チューブで簡単に肩周りストレッチ&トレーニング/2021.9.23

124【ケア】夜、リラックスしながら肩周りを緩めるケア

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