こんにちは😊
しばらく、肩甲骨と上腕骨を繋ぐ筋肉由来の痛みや動きの制限が続いております🙋♀️結構ランダムに投稿しているのでまとまりはないのですが、ある程度投稿が溜まってきたらLiveでやりたいなぁ、と思っています✨筋肉や組織が多いので如何せんどうまとめようか。。。と思い、ひとまずランダム投稿しております。
1.痛み・制限が出る動き
この動きの際に痛みや制限がある場合は今回の要因に当てはまる可能性があります。
挙上の場合はここまで上げられないと思います。制限が強い方で、20-30度程上げた段階で痛みが起きて上げられない可能性があります。(外転も同様)
この動きの他に、肩甲骨の動きを伴った結帯動作も制限が起きやすいです。
体幹の後に手をもっていくことさえも難しい場合があるので、腰に手を当てることもできない場合もあるかと思います。
2.要因の筋肉
烏口腕筋の特徴
今回注目するのは烏口腕筋です。
この画像だけ見ると、サブキャラっぽい筋肉かと思われるかもしれません^^;あまり要因となり得なさそうな・・・。。
なのですが・・・烏口腕筋が要因で動きの制限や痛みが起きている方、かなりの確率でいらっしゃいます💦他の筋肉との掛け合わせ要因の場合が多いのですが、烏口腕筋が主要要因となっている方も少なくないです。
まずは烏口腕筋の特徴を書いていきますね。
左側の画像が腕周りの筋肉を表層から見たものです。
右側の画像は、上腕二頭筋と三頭筋を取り除いた状態です。実際には、三角筋と同層に大胸筋があるので烏口腕筋の上には更に筋肉が重なっていることになります。
うーん、、見えないですね😂
重なり合うといえば、上腕二頭筋短頭とは筋腱が合わさり肩甲骨の烏口突起という飛び出ている部分につきます。共同腱、といい、付着部分の線維は烏口腕筋の筋繊線維が多くを占めていて二頭筋は烏口腕筋の影響をかなり受けると言ってもいいですね。
他にももう一つ、大きな特徴があり、烏口腕筋は筋皮神経という神経が貫いています。
【引用:機能解剖と運動療法p.33】
筋皮神経は烏口腕筋と上腕二頭筋を支配する神経でもあり、前腕皮膚神経となっていくので前腕の外側や肘の前面の感覚の神経に続いていく神経となります。
他にも、後方を正中神経も走行し、その横を上腕動静脈も伴走するので筋肉による圧迫や絞扼が起きてしまうと腕全体の動きや皮膚感覚、血流に大きな影響を与えてしまいます。
3.烏口腕筋が要因だった場合の施術
烏口腕筋が要因で動作制限や痛みが起こっている場合にやる事は、大まかにこの三つ。
①伸張性の復活
②上腕二頭筋との癒着解除(滑走性の復活)
③滑液包や他の筋肉との滑走性の復活
状態によりけりなので必ずこれをするわけでもないですし、これ以外にも必要な場合は大いにあります。
①は、伸びにくくなっている筋肉を伸びやすくして柔軟性を上げます。烏口腕筋は肩が内側に入る体勢や脇を閉めた体勢を繰り返すことで柔軟性が低下しやすく、短縮(筋肉が短くなる)ことも起こりやすいです。
②は分かりやすい言葉を使うなら、解す、ですね。筋肉は線維の束ですので、その線維一本一本を解すように筋肉同士それぞれが動きやすくなるようにしていきます。筋肉は筋線維同士だけでなく、筋膜との癒着も起こり筋膜との滑走性も復活させる必要があります。硬さが顕著な方は皮膚の柔軟性も復活させてあげる必要もでできます。
③も②と行うことは同じです。筋肉が隣合う箇所は滑液包があったり、滑走性をよくするために組織をかんでいる場合も多く、動きが保たれていればこれらは好循環な組織なのですが、一度硬くなり滑走性を失ってしまうと筋肉の動きを妨げる要因になってしまいます。
これら隣合う箇所の硬さを一つ一つ取り除いて上げることで、動きはスムーズになります。
軽度であれば①〜③の内容全てが引っかかっていたとしても一度で修復することはできますが、やはり年月重ねたものや凍結肩など炎症を起こした経緯があれば硬さが頑丈なので地道に除いていく必要はあります。ですが、これら筋肉や組織は全て可逆性ですので断裂や骨変形などが起きていなければ修復は可能です。勿論、ストレッチングはご自身でも欠かさず行ってもらう必要はありますが、硬さが今以上蓄積しないうちに取り除くと負荷もかかりにくいです😊
今回は烏口腕筋に絞って書いてみました😆
肩周りは、施術時に触れる箇所も場所も多くてそれぞれが細かいので結構難題である場合も多いです💦ですが、何度も書いてしまいますが、可逆性なので改善しない方もいない。これは本当に凄いと思うんですよ、人の身体というのは😇
ですので!長年動かない状態であっても改善していきたいお気持ちがあり、それに伴う運動を行っていくお気持ちもあり、出来ることならもっと動くようになって活動的に動きたい!✨方、ぜひ一度ご相談くださいませ。改善に向けて一緒に身体を修復、創っていきましょう♪