こんにちは😊
今回は表題の場所の痛み違和感について書いていきます。施術ノートにも近いのですが、より分析内容を載せようと思ったので修復カテゴリーで書いていきます✏️
目次
1.感じる違和感は、表層ではなく“奥の方”
表題の場所、肩後の奥の方。これはよくお客さまが仰る表現で、表面ではなくて奥の方、中の方の痛み・違和感なんです、とお聞きすることがよくあります。
その際に、皆さまが触れる場所も大体同じで、こんな感じで↓。
表面ではなく奥の方、ここがポイントです。
感覚としては恐らく、ピンポイントで特定はできないけれどこの辺りの奥の方、ですかね。
これは個人の感覚をどう言葉で現すか、なので一概に皆さま同じとは言えませんが、皆さまが使われている表現と実際の要因を照らし合わせると、おおよそ使われる表現と要因が似通っています。
2.痛み・違和感の感じ方と実際の要因や要因場所の関係
大まかに分けると、こんな感じでしょうか🤔
※使う言葉もそれぞれの方の主観による表現なのであくまで可能性としての“傾向”です。特に、共通事項で書いてあることは当てはまらない方もいらっしゃいますのでご理解ください。
※画像にも書いてある通り、関連性は矢印方向のみです。反対方向、要因→表現、要因場所→表現の場合は記載言語表現以外にも多数ありますので関連は限定できません。
言葉の使い方はその方によって本当に様々で、身体感覚を言語表現化するのが苦手な方や身体に起こる感覚について分析をあまりされたことがない方は漠然とした表現をされるので集計には含まれていませんが、言語表現にある程度慣れている方やご自身の身体を分析する習慣がある方はこの様な表現をされることが多いです。
今回の肩後ろの奥の方の痛み・違和感もこれに当てはまり、筋実質の短縮に当てはまります😊
3.どの部位の筋短縮なのか?
筋短縮の場合、滑走性不良と比べて「痛み・違和感の場所その場所=要因」となっている場合が多いです。一方、滑走性不良による痛み・違和感は筋膜の歪みや癒着によるものなので要因の場所は、痛みや違和感を感じていた場所とは異なることが多いです。(筋膜は全身繋がっている故)
今回も、手を当てている場所がほぼほぼ要因となりますね。
肩後面にある筋肉はこちら。
この中で、筋が短縮したことにより要因となった筋肉は、
小円筋、棘下筋、三頭筋、広背筋、大円筋、肩甲下筋、前鋸筋で、それらが重なり合っている部分です。
これらの一部の筋肉か、全ての筋肉か、筋短縮が起きて完全に伸びなくなっていたら上腕骨と肩甲骨の間である肩甲上腕関節の後面は動きが制限され、肩後面奥の方に痛みや違和感を感じやすくなります。
ここは本当に!セルフケアが滞りやすい部分で、日常生活では完全に伸ばす動作がないため意識してケアしていないとすぐ硬くなり短くなってしまう部分です。施術していて、この場所が十分にケアできている方は滅多にいらっしゃないですね、触りにくい箇所ですし。
ここは画像の通り、折り重なる感じで上を通ったり下を通ったりと入り組んでいるの動きが足りないとすぐに硬くなりやすいんです。
肩甲上腕関節をまたぐ筋肉が短く短縮してしまうと、腕を挙げた時に肩甲骨が上腕骨についてきてしまい、上記画像のピンク矢印部分が引き離されなくなります。日常生活では腕を上げるより腕を下げて手を使うことの方が圧倒的に多いですから、この上腕骨と肩甲骨の間を引き離すように伸ばす動きは意識しないと起きないないですから、気づくと上腕骨と肩甲骨の間は引き寄せられ、関節が詰まった状態になってしまうのです。
4.この動きで短縮度合いをチェック
この辺りが硬くなり、筋短縮が起こると、これらの動きに制限が出てきます。
上腕骨と肩甲骨が離れるポジションの動きです。やってみてください😊
一つ一つ、どうなっていたら「筋短縮は起きていない」と言えるのかというと🧐
5.硬い場所、伸びにくい場所、動きにくい場所が分かればそこを修復していくのみ!
簡単に書いてしまいましたが、これらの動きで見えてくるのは「この動きができる・できない」までです😊これもご自身の身体の現状を知るにはとても重要なことで、痛みが起きにくい身体を創っていく上でも都度ご自分の身体を感知する手助けになります。
痛み・違和感を完全に取り除く場合には、このスクリーニング的評価から、「では実際にどの筋肉が短縮しているのか?どこが癒着しているのか?どこが滑走性不良になっているのか?」と特定していく必要があります。特定できないと「完全に取り除く」に至るにはかなり遠回りしないとなりませんから✨
特定する必要がありそうだな、と思われましたら私のところへお越しくださいませ☺️
特定から修復、ご希望であらばあなたの望む“身体”への身体創りまでお力添えさせて頂きますのでなんなりと✨
あ、あくまで私ができるのは「評価」「施術」「身体創りの道筋を立てる」だけです。身体創りや修復途中での硬さを作らない為の日々のケアは外からは担えません💦
なので、“なんとかして「私が」治す”のではなく、“私とあなたの二人で協力して修復して創りあげていく”方が的を得た表現かと思いますのでそのお心積りの方へは全力投球させて頂きます!😤✨