修復

施術ノート:右股関節の伸ばしにくさ&内転筋が自然と使える身体を創る

こんばんは😊

今回は股関節の伸ばしにくさ、伸ばした時の痛みその痛みが起きにくい身体創りです🤔

1.ストレッチ時に痛みが起きる

このストレッチの時に伸ばしにくい+内ももに痛みを感じておられました。

痛みが生じたのもこのストレッチをした時。ラン後にこのストレッチをしたときに、強い痛みを感じてそれ以降半年程痛みが変わらず残っているとのことでした。

特に痛みが出ていたのはこの部分。

走る時には痛みを少し感じていたそうですが、日常生活では気になることはないとのことでした。

 

2.丸部分がストレッチ時に伸びていない

このストレッチをするときは、股関節が外旋と言って膝や親指が外側に開くように少し捻られます。左側は股関節が外側に開いて足の内側付け根までしっかり伸ばされていましたが、右側は外側に開かず、捻りの動きが出ないために内側方向に大腿骨が入ったままでした。内股のまま股関節を開いているような感じですかね。

足の内側付け根が伸びなくなっており、筋肉としては内転筋群のうちの一つが伸びにくく「短縮」が起きていたことにより抵抗を感じ痛みも出ていました。

このように、動きや姿勢を見て評価して要因を突き止めること(視評価)は痛みを確実に的確に取り除くにあたり、とても重要です。これをセルフでやるのであれば「左右でどこかに違いがないか?」と確認すると手がかりになるかもしれません😊写真や動画を有効利用すると良いですね✨

内転筋群は6つあります。

この中でも伸びていなかったのが、

骨盤の前側から大腿骨内側についている「恥骨筋」「短内転筋」「長内転筋」でした。

3.痛みが出てから半年経っているので緩めて整えるのは内転筋だけではない

要因は内転筋群でしたが、痛みが起きてから半年が経っていたことと、この要因が単にストレッチをしただけが要因ではなかった、為に他の場所も同時に緩めて整える必要がありました。

今回ご来院頂いた理由の一つに、この痛みだけでなく身体全身整えてカッコいい身体で年齢を重ねたい、とのご希望がありました😊ご自身も、ストレッチ時の痛みだけではなく、日頃から全身の筋肉バランス、全身の身体の使い方が偏っていることが気になっておられたのです。

そう。

この内転筋群は単にこのストレッチをしただけが要因ではないのです。

普段からこの筋肉を伸ばすことがなかったので、走って更に縮めた後に一気に伸ばしてしまったので過剰な負荷がかかりストレッチ直後は恐らく炎症が起き、その後炎症が治っても「筋短縮」「筋膜の滑走生不良」が起きてしまった為に痛みが残ってしまったようです。

 

他に、緩めて整えた部分は、

大臀筋・閉鎖筋群

ハムストリング(特に半腱半膜様筋)

後は、ふくらはぎや腹部、腸腰筋、腰方形筋など股関節周囲筋肉のバランスを均一にして筋膜の滑走性も整え痛みは無くなりました。

その後、

2週間後(2回目)にお越し頂いた際に感じる痛みは施術開始前と比べると2割程度。その痛みは元々の使い方がまだ変わっていないことにより、再び短縮してしまったことにより起きていましたので、再び緩めて整え伸ばした後に

「再び痛みが起こらない身体を創る」

為に、使い方を変えるトレーニングメインでケア方法をお伝えしました。

 

4.内股+下腹部が引き上がっていない状態だと内転筋群が使えない

一番左側の絵、以外はどれも内転筋群は使われない姿勢、内転筋群が使われないために「短縮」しやすい姿勢です。

股関節がこの状態になると、内ももの筋肉が使われないだけでなく、後面の大臀筋や閉鎖筋群も同時に使われなくなる姿勢でもあります。

大臀筋や閉鎖筋群が使われないと、大腿骨を骨盤側に引き寄せる力が弱くなるので、ガニ股になるか、先ほどの絵のように下腹部の力が抜けて恥骨が後に引き込まれるような骨盤が倒れた状態なってしまいます。

真ん中、右側の絵はどちらも下腹部の力が抜け、閉鎖筋群や大臀筋の力も使われず他の筋肉で代償して立っている状態です。

この状態での代償筋肉、過剰に使われる筋肉は、

太もも前側とふくらはぎ、です。

 

過剰に使われている筋肉自体は、使われていない筋肉が使われるようになれば自然と使う量は減ってきますので硬さが頑丈でなければ気にせず、「使えていない筋肉を再び使えるようにしてあげる」ことで筋肉は整います。

 

5.使えていない筋肉を使えるようにする「筋肉に働きを思い出させる」

今回、思い出させる必要があった筋肉が、先ほど書いた

・内転筋群

・閉鎖筋群

・大臀筋

・ハムストリング

です。

これに加えて、姿勢を保持するために連動して働かせると「自然と働くようになる」筋肉、

・脊柱起立筋群

・腹横筋下部(+骨盤底筋群)

これらを連動して働かせることで内転筋群が自然と使える姿勢、使い方になります😀

トレーニング、といってもガチガチに頑張らないとならない訳ではありません✨

単一筋肉トレではなく連動して筋肉を働かせてそれぞれ的確に刺激を与えれば、自重で最大でも一種類20回程度、3−4種類でも十分自然と使える身体になります。

(あくまで姿勢を整えるためのトレーニングとしてはこれくらいで十分筋肉は機能する、という意味です😊)

筋トレ、正直私も以前は好きではなく、それなら走るよ、と思っていたタイプでした😅

でも、使えない筋肉が存在したままではその走りも”バランス崩れを助長する要因”になるよな、と今は思います^^;

歩くだけでも同じです。

立つだけでも、座るだけでも、使えていない筋肉がどこかにあるだけでそこをかばうように「代償動作」が起きる。他の筋肉が代わりに過剰に働き使うたびに全身のバランスを崩していきます

お身体、全身整えてから運動やトレーニングなど負担なく思い切りやる方が効率は良いかと思いますのでお身体、見直してみてみると良いかもしれません😊

 

使えない筋肉を一つでも減らし、

使える筋肉同士を「自然に使えるように」連動させて使えるようにして、

やりたいことを存分にできる

“痛みの起きにくい”かっこよく年齢を重ねられる身体を目指していきたいですね😊✨

 

自分の身体のどの筋肉が使えていないのか?

繰り返し起こる痛みは使い方からきているのであれば自分の使い方のどこを変えれば良いのか?

筋トレをしているが正直身体に変化が見られない・・・

など「自分の身体には何が必要なのか」悩まれている方はぜひお身体みせてくださいね✨✨

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