1.背中の張りは本当に背中が原因ではないの?
今回はズバリ、「背中の張り」です。
本日も私の施術を受けに来て頂けて本当に嬉しい限りです。今日は背中が硬い方が多かったですね。皆さんお仕事忙しい様で触ってびっくりでした。
腰、背中が痛いです、と言われて直接腰と背中を触ることは以前より少ないのですが、今日改めて、やっぱり背中の張りは背中の筋肉をどうこうしても変わらん!と思いました。
背中。
場所としては、首下から骨盤上までの間、脊椎のラインです。腰も含まれます。
長時間同じ姿勢、同じ動作を続けていると硬くなり張ってきます。そんな時どうしますか?背中、ゴリゴリしますか?腰を捻ったりしますか?反らせる?
その対策・・・一時的な変化しか起きないなと感じませんか?
そうなんです。その場しのぎの変化しか起こらないことが、張っている場所と原因は同じではない、という証です。
ではどこなのか?
ズバリ!人によって違いますd( ̄  ̄)
・・・。
そんなことを言っては先に進まないので今回お越しの方の原因場所を元に書いていくことにします。
2.原因はズバリ!
肩甲骨と肩甲骨間です!
なぜここが硬くなるかと言うと、デスクワークでも力を使う仕事でも、腕や手を使う時には肩関節を固定させ安定させるために肩甲骨周囲の筋肉が使われます。1時間、2時間と使われ続けると肩甲骨はその位置から動かなくなってしまいます。
腕を上げるために肩甲骨は上がり、
腕を広げるために肩甲骨が開きます。
単純にこの動きだけでもないですが、肩甲骨が上がりきってしまって下がらなくなることで肩甲骨の動きが悪くなります。そんな中で腕や手を更に使い続けることによって、肩が使われなくなった代わりに背中の筋肉が使われてます。これが背中の筋肉が硬くなる理由です。
本来、脊椎に沿って走る筋肉は重力に抗して姿勢を保ち続けられる為のもの、姿勢を整える為のものです。ですので力が過剰に加わることはないのですが、肩を支えるために力を過剰に入れ続けてしまい、使いすぎてしまい硬くなってしまうのです。
勿論、同じ姿勢を続けたことによって単に伸び縮みしなくなった、と言う場合もありますがその場合は緩むまでそんなに時間はかからないんですよね。
3.緩ませるべき筋肉はここ!
先ほどの肩甲骨と肩甲骨の間の筋肉と、肩甲骨を引き上げている筋肉の二つを緩めると、肩甲骨が下がり動きが戻ってきます。
肩甲骨の内側の筋肉が菱形筋、肩甲骨を引き上げている筋肉は肩甲挙筋です。
ここが硬いと言うことは、首も当然硬くなっていますので、首の筋肉も同時に緩ませないと肩甲骨は下がって来ないんですよね。
菱形筋を緩ませるために緩ませるべき筋肉も多々ありますが、セルフメンテナンスではそこまでは必要はないので、ひとまず肩甲骨を下げるには菱形筋と肩甲挙筋を緩ませることは大事、と覚えて置いてくださいね。
では緩ませる方法に移っていきます!
・方法
①肩甲骨の間を反対側の手で軽く抑える
②圧迫をかけたまま、肩甲骨から肩を動かす
③肩甲骨の上に手の位置をずらし、圧迫をかけながら再び動かす
動画で見るとより分かりやすいと思いますのでこちらをご覧ください。
この他に、肩甲骨の後ろ側の筋肉も緩ませるとより効果的ですのでこちらも載せておきますね。
首の筋肉も一緒に緩ませたい方はこちらもどうぞ!
・動かせて硬さを防ぐ方法
直接筋肉を緩ませるだけでなく、やはり緩ませる基本は、動かす機会を増やすことで硬くなるのを防ぐ、です。
腕を振って歩く、腕を上げる、胸を広げる、など意識しないと普段は使われることがない動きが多々ありますので、意識して使うことが大切です。
動きでおすすめなのはこちら。腕の重みを利用して肩甲骨を動かします。
肩甲骨の動きを引き出すのは背部の筋肉だけでなく、肋にある前鋸筋も緩ませておくのは大事ですのでこちらの動きもおすすめです。
・肩甲骨の動きが出ているかチェックする動き
この動きができなくなると、肩甲骨の動きが悪くなっている証拠ですので、この動きができているか!?を普段から気にされると指標になって良いですよ!
4.そして背中へ戻ってゆく
肩甲骨の動きを引き出し、肩周囲の筋肉を緩ませた後に腰や背中を動かしてみてください。
肩が緩まったことで格段に腰や背中の筋肉の力が抜けやすくなっていると思います。それでも緩まない場合は他の筋肉、大腰筋や臀部の筋肉、足の筋肉などにより引っ張られていると思いますので他の場所の硬さをチェックしてみて下さいね。
とにもかくにも!
やはり張っている場所には原因はない。
痛い場所にも原因はない。
これ鉄則ですね。
原因を追求して快適なからだを作って下さいね!
fumi
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