1.骨盤底筋群の重要性
腰。
腰の張り、硬さ、痛み。
前回背中の張りは結局そこが原因ではないんです、という内容を書きましたが、勿論要因は肩だけではありません。
その一つとして、骨盤底筋群。
お尻の穴をキュッと閉めるときに力の入る部分で、普段は骨盤にある筋肉の存在は意識しないので分かりにくい部分ではあります。
この筋肉は単に骨盤にあるだけでは勿論ありません。姿勢を保つためにとても重要な筋群なんです。
その理由は、
骨盤底筋群は体幹部分を支える腹筋群と協調して働くからです。
骨盤底筋群には、肛門挙筋、尾骨筋があります。この肛門挙筋(恥骨直腸筋・恥骨尾骨筋・腸骨尾骨筋)が腹筋群と一緒に働いているんです。
腹筋群には、腹横筋・腹斜筋・腹直筋があり、それぞれ肛門挙筋と協調して働いています。(腹横筋はこの深部にあります)
で。
何をしているのか?
それは、姿勢が崩れないように安定させること、です。
コルセットをすると腰が楽、という場合もありますよね。それは、コルセットをつけることで腹圧を高めて体幹を支えながら足を動かしても体幹が倒れないようにする働きを肩代わりしてくれているからです。
普段姿勢が悪い方はこれらの筋肉が働かず、姿勢の崩れに対応できず、各筋肉のバランスが崩れて偏りが出て、腰の筋肉が過剰に使われて気づけば張り、硬くなり、動かなくなり、痛みに繋がってしまうんですよね。
鍛え方は多々ありますが、そもそもそれらが硬くて鍛える準備が出来ていなかったらそのトレーニングは効果をなさないものになります。
ですので、
鍛える前に緩める!です!
でも。
骨盤底筋なんてどうやって?
ですよね。施術でも当然難しいです。
ですのでここは、つながりの深い筋肉を緩ませることで緩ませる!です。
その筋肉はお馴染み内転筋群です。
骨盤が倒れやすい、立たせ続けるのが難しい場合も内転筋群も緩ませて鍛えて使いやすくすることで立たせやすくなりますよ。
2.内転筋群を動かす
まずは、
内転筋群を触れてみてください。硬さに気づくと思います。ここがかなり大事です。触れることで筋肉の状態が分かりますし、触れて緩ませるように摩るだけでも表面だけではありますが動き始めます。
動きとしては、こちら。
内転筋群を緩めるためには臀部の筋肉も動かしてあげる必要がありますので、こちらの動きでどちらも動かしてあげると緩みやすいです。
内転筋群は使い過ぎて硬くなるというよりは、使わなくて硬くなる、方が多いです。
ですので動かして使ってあげることで緩ませる、動かせてあげることができます。
使っていない部分を使う。それもからだ全体の筋肉バランスを整えるためにはとても必要ですので動かしてみてくださいね。
fumi
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