施術ノート

施術ノート(身体創り):肩関節の可動域は問題ないのに腕を振り下ろす時に違和感がある(筋膜滑走性不良による制限)

こんにちは!

今回の施術ノートはラケットを振る動作時の肩の違和感です。

継続で身体創りのサポートをさせて頂いている方なので、以前にも施術ノートであげている方です。

今回の違和感は、可動域が広がったことにより「今まで動けなかった範囲まで動かせるようになった」ことにより感じられた違和感と言えますね。

 

1.パフォーマンス向上に必要な筋肉要素

当院では、痛みや違和感を取り除くだけではなく、パフォーマンスの向上などの身体創りにも力を入れています。

パフォーマンス向上にあたり、全身のインバランスを排除することと、「必要な筋力の強化」+「不必要な力の制限」により、しなやかなで力強い筋肉を作ることができます。若い頃はバランスなど気にせずとも強化のみでパフォーマンスが向上する場合が多かったかもしれませんが、年齢が上がるにつれて“柔軟性の低下”と“怪我(故障)”は避けて通れなくなりますので、如何に排除しながら、『柔軟性』『強さ』どちらも追い続けることが重要です。

2.今回の要因

これまでの施術経過としては、筋実質の短縮や筋肉と筋膜の滑走性不良、靭帯など軟部組織による制限は解除されており、最大可動域まで動かせるようになっています。

最大可動域にも関わらず、動きに引っ掛かりを感じるのはなぜか?

その要因が、

筋膜の滑走性不良

です。

 

先ほど書いた、筋肉と筋膜の滑走性不良は、肩関節を動かす筋肉と筋膜との滑走性の滞りでした。それらが取れたからこと、最大可動域まで動かすことができるようになっているわけです😊

今回の筋膜の滑走性不良は、上肢全体の筋膜の連動性の滞り、です。

 

3.筋膜の滑走性不良

滑走性不良には、2種類あり①動く部位の筋肉とその周囲の筋膜との滑走性不良②全身の筋膜の滑走性不良があります。

※この投稿であげた図ですが滑走性不良の一つ、解して繋げる⇨整える、に文言を変更しました。

 

筋膜は筋肉と異なり、全て繋がっています

繋がっている上に、動きの方向性や筋肉と筋肉の動きの連動性を司るのは筋膜です。

繋がっているからこそ、足を動かしながら手を連動して全身スムーズに動かすことができます。このスムーズに動かせる機能が、一部の筋膜の滑走性が不良になることでその部分に留まらず広範囲で動きを制限してしまうのです。

 

4.前腕から指先までの連動性の欠如

今回、施術前の評価時に、肩関節の可動域は十分に出ているのに、肘から上の範囲の動きと、肘から指先までの動きが連動していないことがみて取れました。

↑青い部分の動きは連動しており、赤い部分が連動していませんでした。腕を上げて振り下ろす、という動きは肩周りだけを動かしているわけではなく全身動かしています😊

施術前に、簡単に赤い部分の筋膜の滑走性を整えてあげるだけで違和感はなくなり、動も見た目にもご本人の体感としても格段に改善されました。

この変化はあくまで赤い部分の滑走性が整ったことによるものなので、ここから「赤い部分と全身の筋膜を整えて繋げる」ことで即時的効果ではなく、身体全体を作り変えるかのようにリセットさせることができます。

 

5.一時的な効果から持続的効果にする秘訣

部分的に整えたのではトレーニングや競技、「使うだけ」でまた滑走性不良はすぐに引き起こされてしまいます。全身を整えるからこそ、その整った状態でトレーニングや競技ができるからこそ更なるパフォーマンスの向上を目指せるのです✨

【引用:筋膜マニュピレーション理論編筋骨格疼痛治療p.136

これはスポーツに限ったことではありません😊

姿勢もそうですし、部分的な痛みを取り除くことも同じです。痛みや違和感はその部分だけかもしれないけれど、その不具合により全身にインバランスが起きている可能性があります。ケアしてもケアしても一時的な効果しか望めないのであれば、「要因評価の間違えによるケアしている場所が違う」or「部分的に整えたことによる中途半端な調整」である可能性が高いです。

(私の施術でも、その方の硬さが強い・調整箇所が多い場合は、時間の関係で部分的調整で終わらざる終えないこともあります。ですので必ずしも一度で全身を調整しなくてはならないというより、“部分的な調整である”ことを認識しているか否かはとても大きいです)

◇身体は一部が痛く・違和感があっても全身をみること

◇一部を全身と繋げること

とても重要ですのでケアに活かしてみてください✨

 

ご自身でのセルフケアに限界を感じている場合は、ご相談ください。理想の身体目指して身体を整え創り変えていきましょう😊

 

HP

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