ガチガチ硬すぎ。この筋肉どうにかならないの。

腸頸靭帯の行く末

1.骨盤から足にかけの外側の筋肉達

さ、さ、寒くなってきましたね!!

もう袖なしダウンでは寒くなってきました。

今年は秋、長かったですよね?袖なしダウンを、毎年あまり着ずに終わったな、と思うことが多いんですよね。でも今年はそんなこともなかった様に思うので、きっと秋が少し長いんだろうなー、と思いました。

それと、今日は油の日だそうで、油物を食べましょー、と言ってましたよ。私は、はい、鍋でした。

さて。

今日は腸頸靭帯と大腿筋膜張筋について書いていきたいと思います。青のみが大腿筋膜張筋、黄色ライン付きが腸頸靭帯です。

先日ご来院頂いたお客様が、腸頸靭帯を緩めるためにこの動画のセルフメンテナンスを試したら緩んだ!と仰られ

ていまして。(これを撮ったのも忘れていた私ですが笑)

タイトルは臀部のしびれを取り除くセルフメンテ、となっていますが、足を緩めていくセルフメンテナンスなんです。主に足の内側を。

足の中でも、足部の内側を緩めた際に張り感が緩んだそうなんですね。

足の内側なのに外側の腸頸靭帯が緩むの?と思いますよね。

施術でも同じですが、お客様からここが硬い、とお聞きした箇所を一生懸命緩ませてもなかなか緩まないのはよくあります。

その理由は、その箇所が硬く張った原因にあるんです。

それがこちら。

膝が外に逃げてしまい、同時に膝から下の骨の大きい方(脛骨)も外にひねられます。(脛骨外旋の動き)膝も膝から下も外に逃げてしまっては、当然足部も外にひねられることになります。(足部回外の動き)

この様に外、外に力が加わることによって、両膝の間は離れ(内反膝)、大腿骨と脛骨の間も少しずつ離れていきます。こうなってしまうと、膝の外側にある筋肉は引っ張れるので緊張しますよね。緊張状態が続くとどうなるか・・・硬くなりますよね。

しかしながら、一体なぜこの様なことが起きてしまうのか?

その理由はこちら。

2.足の外側に力が入ってしまう理由

骨盤が倒れるからです。

骨盤が後ろに倒れると足の外、外に力は入りますが、前に倒れて反り腰になっていても外側に力が入る時もあります。こちらは後ろに倒れた場合の姿勢。

骨盤が倒れる、ということは、足の付け根内側の筋肉、内転筋群が使えなくなり、腹部も緊張しなくなります。そうすると、体幹を引き起こせなくなりますので、重力に応じて下へ下へと潰れていきます。この時、垂直方向にのみ潰れれば、と思うのですが、根元がやはりズレていたらその下、足もズレてきますよね。

 

股関節が詰まり、根元がズレ、大腿骨が中心に寄れなくなってしまうので外ばかりに力を使う様になり、次第に膝は外を向き始めます。膝が外を向いてしまったら、その下の足はもう抵抗できません。膝の外側へのひねりに合わせて自分たちも形状を変えていくんです。

足部が外に倒れ、その状態で歩き力を入れ続けると、外側の大腿筋膜張筋や腸頸靭帯はもちろん引っ張られて硬くなってきてしまいます。元々大腿筋膜張筋は筋肉部分が少なく、膝が外を向いている状態では大腿筋膜張筋に力を入れないでおく、という選択肢が出来ない程体重がかかってきます。

この状態で仮に大腿筋膜張筋や腸頸靭帯だけ徹底的に緩めたとします。

どれくらい持続できると思いますか?

・・・。

おそらく1日も持たないと思います。

そもそも、そこだけ触っていても一向に緩まないはず。

それと、歩くたびに外側を硬くしたパターン(癖)で歩いていたら直ぐに、バッ!と硬くなります

緩めることは大事ですが、癖をご自分で変えられる様にからだを変化させておくことが深部まで緩ませることに繋がりますので覚えておいてくださいね。

3.じゃあ、どこをどう緩めてその後どうしたらいいの?

そこが、足の内側なのですよ!

外側の筋肉が張っているということは、反対側の内転筋群はどうなっているのかな?と疑問が起きます。

外側が張ってしょうがない、という場合は「反対」や「対照的」な場所に位置する筋肉をまず緩めてあげるんです。引っ張られている箇所を解放してあげてから、外側を緩ませてに入るんです。

足が外に外に流れているのなら、流れない様にストッパーとなる役割を担う筋肉が出てきます。

それが内転筋群な訳ですね。

緩める方法

緩めていくためには、まずは!

①ご自分の足の状況を鏡でじっくり見る。

②膝つかないな、腰が沿ってしまう、などからだの状態を隅々まで把握する。

③内転筋群から足部までまずは内側を緩める。(一緒に大腰筋も緩めることをお勧めします)

④都度、外側の筋肉の張り状態を確認しながら、硬い場所を一つづつ潰していきます。

⑤これで何とかならなければそれはお一人でどうにかできるものではない!当院へお越しくださいね。緩めますよ!

 

内転筋群を使える奴らにする

それはこちらをやってみてください。他の方法でも、内転筋群に力が入れられ、骨盤が倒れず真っ直ぐであれば問題ないです。

私はつま先立ちでやります。骨盤を立たせる筋力の効果が高いのはこちらですね。

大腿筋膜張筋や腸頸靭帯はそこだけ沢山使って硬くなった、訳ではありません。筋力が整っていないばかりに、膝が外を向き、ずっとその動き方をしていた為に癖がつき、足部の関節も外にズレてしまっていると思います。癖は治さないと、永遠に痛いままですからね。

腰の外側が張ってしょうがない!という方はぜひみて見てくださいね。

 

fumi

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