体幹・背

修復:腰背部の硬くなりやすい部分2ヶ所(表層)

こんにちは😊

今回は、腰背部の硬くなりやすい箇所を2ヶ所書いていきます🙋‍♀️

これは構造的にだけでなく、施術でみなさまのお身体を通してもよく硬くなっている箇所ですので取れにくい腰背部の硬さがある方はご参考になるかもしれません✨

1.腰部の筋肉と腹部の筋肉

腰部の筋肉は最表層から

広背筋

下後鋸筋

固有背筋(最長筋・腸肋筋)

腰方形筋

多裂筋・棘筋

が在ります。

背部の筋肉は、脊椎と胸郭を支える為に複数存在します。

深層の多裂筋・棘筋で脊椎一つ一つを支え、固有背筋で脊椎と胸郭が重力に抗して縦に保持できるように支え、その補助として下後鋸筋が肋を下ひ引き下げ、腰方形筋で肋と骨盤を安定させています。

これらの筋肉だけでなく、腹部の筋肉が背骨を避けて後も少し覆っている為、背部の筋肉の近くを走行しています。広背筋も入れると重なっている部分ばかりですよね😲

 

2.硬くなりやすい重なり合う部分は2ヶ所

重なり合う部分のうち、硬くなりやすい箇所は2ヶ所。(他にも深層が硬くなっている場合もあるのであくまで”硬くなっている可能性が高い箇所”です)

①腹斜筋と背部筋の重なり合う箇所

②腰方形筋と固有背筋の狭間になる箇所

腹部の筋肉は前から背部まで走行しており背部の筋肉と隣接する位置に停止します。

上の画像では、背部も筋腹のようですが、実際は背部は筋膜に移行するため他の胸腰筋膜(腰背腱膜)との関係が強くなります。

第三腰椎で体幹を輪切りにして上から見るとこんな感じです。

白い線は全て筋膜で、筋肉自体はそれぞれ独立していますが、腹部と腰部の筋肉は筋膜を通じて区切られているため硬さが作られると筋膜を介して共に硬くなりやすい関係があります。(構造上もそういう関係性なのですが、「体幹を支える」という役割を共有しているので使われていなければ共に使われない、緊張が高まれば一緒に高まる、使い方からも連動しているのです)

この輪切りで先ほどの箇所を見ると、、、

この画像で見ると硬くなりやすい部分が少しわかりやすいでしょうか😊

白い線は単なる線維ではなく、滑走性が良くなるように脂肪組織が多く元来柔軟性が高い箇所になっています。

でも・・・

柔軟性が高いと言ってもそれは、「十分に使われていた場合」ですので、

長時間同じ姿勢を取り続ける、姿勢が崩れた状態が続いている、筋肉で背骨を支えている時間が少ない、などの状況であれば硬くなります。

そして、脂肪組織が多い箇所は一旦硬くなると結構な硬さになるので、単に腰を伸ばすだけでは改善せず、柔軟性が復活するまで他の箇所と比べて少し時間がかかります

復活するには、この箇所を狙い撃ちして伸ばす・解すことをしていく必要があります!

 

3.狙い撃ちして伸ばす・解す

施術ではクッションなどを使い脊椎が脱力する状態を作ったり、深部から表層までダイレクトにアプローチをして狙い撃ちして伸ばして解します。

ご自身で行うにはストレッチングが行いやすいと思いますのでこちらをご参照ください😊

腰背部は、前後・左右・捻り、この三種の動きを十分に引き出して筋肉を動かして緊張を解いてみてください。

 

・前後

 

 

・左右

 

 

・捻り

 

 

ストレッチングの他に、硬さが軽度で表層の硬さであれば、筋肉を活性化することで緊張を解いて硬さを解消することもできます。

その場合は、腹斜筋の筋肉の活性化が有効です!

・活性化

簡単にできる動きをあげると、行進足踏みです✨

基本のこの動きに、体幹の捻りを加えることで背骨を支えながら腹斜筋を活性化することができます。

これらの動きをするには、姿勢を整えることが大前提になりますのでご注意ください✨!背骨が”真っ直ぐ(自然弯曲)”になり頭蓋骨がしっかり背骨の上に乗っていなければ幾ら捻っても活性化されませんので💦

こちらの投稿も一緒にご覧ください

腰の筋肉も例えどれだけ慢性化していても緩みます😊レントゲン上ずれているように見えても、骨一つ一つに変形が起きていなければそれは筋肉により偏っているように見えているだけです✨

であるならば、変化します。

筋肉や組織は可逆性、年齢を重ねていても緩む可能性はまだまだあります。その硬さは年月が経てば経つほど緩ませるには時間がかかりますので気づいた時が変化の時です。

筋肉や身体の構造から身体ケアを始めてみてください✨色々試して行ってもうまくいかない・・・もどかしさを感じていらっしゃる方はぜひ赤羽までお越しください😊そのお身体、一緒に痛みの起きにくい身体に創っていきましょう!

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