1.その筋肉を緩める為にどこの筋肉を緩める?
骨盤底筋群について少し前に書いた内容なんですが。
骨盤底筋群が使える様にするために内転筋を緩めて下さい、という内容でして。
書いた後に、お客様の施術を通して思ったことがあります。
いやいや。内転筋群を緩めるために腹部を緩めなあかん!と。笑
イタチごっこの様ですが、からだというのは繋がっていますから致し方ないのですがね。
ここを緩めるためにまずこっちを緩める、こっちを緩めるためにはじゃあどこを緩める?と筋膜で引っ張りあっている関係を解きながら緩めるんです。そうして行き着いた先が何を意味するかと言いますと・・・
本当の本当の原因。
だったりするのです。勿論多種多様なので絶対そうです!とは言い切れませんが、硬さを作っている根元、つまりは使い過ぎてしまったor使わな過ぎて硬くなってしまった場所、となります。その場所から、普段その方がどうからだを使って、どんな姿勢が多くて、どんな癖があるのかわかってきます。
ここがわかれば、日々、何を気をつけなければならないか、わかりますよね。
硬い場所は確かに緩める必要がありますが、どこかしこも硬い、という方もいますし、そもそもその硬さはどこから作られたの?と原因が特定されないまま痛みや違和感の起きている場所をなんとかしようと頑張っている場合もあるかと思います。
硬い場所は確かに緩めた方がいい。
でも行き当たりばったり緩めていっても先の見えない道を進むことにもなり兼ねません。
ですので、
その硬さを頼りに、辿って、辿って、根本原因まで辿り着くことで、痛み違和感の出にくい使いやすいからだ創りを目指すことができます。
ブログ上ではそれぞれのお身体に合わせた根本原因について書くことはできないので、ご来院頂いているお客様のからだを元に、こういう場合は多いな、といった内容を書いております。
2.腹部がなぜ硬くなるのか
で。
骨盤底筋からの、内転筋からの、戻って腹部。
初めてのお客様は特にの特になのですが、お腹がパツパツなのです!!
これは太っている太っていない関係なく、お腹が出ている出ていない関係なく、パツパツの方が多いです。
昨日の投稿で内蔵(肝臓)について書きましたが、内蔵が硬かったり、そもそも腹部の筋を使いきれていない為に突っ張っていたりと原因は様々ですがとにかく硬いです。
何を持って硬い、と言うのか?と思われると思いますが、仰向けになり筋肉にテンションがかかっていない状態で腹部に指をグッと入れられるかどうか、です。
腹筋の鍛え方によっては、ガチガチに鍛えている方は入れられないかもしれませんが、テンションがかかっていない状態では筋肉の下は本来柔らかいものです。柔らかい、と書くと語弊がありそうですが、弾力がある、という感じでしょうか。
これが、腹部の筋肉がガチガチに硬いか、パツパツに張っていると、指というより掌で軽く押しても弾力を感じられません。
筋肉にテンションがかかっていなくても硬い、弾力がない、ということは、その筋肉は普段使い物になっていない、ということでもありますし、腹部に関しては中は内蔵ですので内蔵周囲の組織が硬くなっている、内蔵自体も働きが悪くなっている、可能性もあります。
肝臓がお疲れの方は特に腹部はパツパツですね。
後は代謝量より圧倒的に摂取量が多い方。
座り続けることが多く、股関節を動かすことが少ない方。
女性の方ですと、生理不順の方、ホルモンバランスの崩れがある方、女性器関連の疾患がある方あった方も腹部は硬くなりやすいです。
ただただ、腹部が硬いですー、と他への影響が無ければ緊急事項でもないのですが、腹部が硬くなると・・・内転筋も硬くなり、股関節が伸びにくくなり詰まった状態になりやすいのです。
反り腰の方も、内転筋が使えていないこともありますが、腹部の張りが原因で、腹部に引っ張られて股関節が伸びずに骨盤が倒れてしまっている可能性もあります。
ですので、大抵は内転筋緩めるなら腹部も、腹部を緩めるなら内転筋も、といった様にセットで緩めることが大半です。
3.なぜ腹部が関係するのか?
単純に言えば、筋肉と筋肉が隣り合っているから、です。
それに、内転筋が使えると腹部の緊張も高まる、腹部の緊張が高まると骨盤底筋の緊張も高まる、骨盤底筋が使えると内転筋の緊張も高まる、と構造的に同じ動きに関わる部位の筋肉なんですね。
ですので、座り続けることが多い方などは、
これらの筋肉が使われる機会が少なくなりますので、硬く使いにくくなります。そうすると、互いに筋膜同士が引っ張り合う関係が出来てしまい、
結果、股関節が伸びにくくなり、骨盤が倒れやすくなってしまうのですね。
骨盤が前に倒れる反り腰も同じです。
腹部の引き上げる筋力、内転筋の下から骨盤にかけて締め上げる筋力、骨盤底筋の骨盤を下から支える筋力のバランスが崩れていれば骨盤は倒れます。反り腰の場合は前に倒れて、筋力ではなく関節でロックさせて状態を維持していることになりますので、腰へ負担だけでなく、腰の筋肉の短縮にも繋がります。
そういった訳で、腹部の筋肉は重要なのですね。
腹部の筋肉は内蔵を収めながら且つ下がり過ぎないようにキープしつつ、肋から頚部・頭部までを支えてくれるとても大事な筋肉です。
腹部、硬い場所背骨だけですからね。足や手の様に中心に芯となる骨がある訳ではありませんからね。筋肉で姿勢を保たなければならない場所なのですよ。
そうは言っても・・・私も潰れ易い(´-ω-`)…
からだを動かすのはとても好きなのですが、筋トレが苦手でしてね。でも、普段の生活の中でどの筋肉を使うか意識を向けて使いたい筋肉を動かすことで使える様にはなってくるんですよ!使い方については私の言語力が追いついてから、ということで・・。まずはこれを試してみてください。
4.まずは、腹部の状態をチェックしてみてください!
まずは、腹部が硬くなっていないか?触れて確認してみてください。
腰が痛い方は、腹部の奥の奥にある大腰筋は大方硬いと思いますので、ツン!とした鈍ーい痛み感じるかと思います。
もし硬い様でしたら、揉んだりしながら動かしてみてください。
施術でも、特別に「ここを緩めて欲しい!」というのがありその場所が時間のかかる場所でない限りは腹部から触ることが多いです。腹部を触ることで緊張も抜け易いですからね。みなさん、腹部を触っている際にお休みになることが多い様に思います。(寝ました?と確認しているわけではないので正確にはわかりませんが笑)
入浴中でも、腹部に触れてみて、どうなっているかな?と気にかけてみてください。
ウソー、と思われるかもしれませんが、本当に、腹部を緩めてからでは全身の緩み方が違うんですから!(●´ー`●)♪
緩めると同時に、気温が低くなってきましたので内蔵は冷やさない様にお気をつけくださいね。内蔵が冷えることで機能も低下し易いですからね。
意外と。
腹部だけ出ている方、などは腹部が使える様になると自然とお腹引っ込むことがあります。脂肪だけじゃなくて、筋肉が使い切れず重力に押されて潰れて姿勢が崩れている、ということも多いですから。女性の細身なのにお腹だけ出ている、という方は高確率で!内臓脂肪が増えたな、という方も腹部が使える様になると変化が見られてきますよ!
腹部の筋力が高まり、重力に抗して体幹を引き上げることができると、自然と頚部も前に倒れることなくバランスいい場所でキープでき、そうすると、肩こりも格段に減りますから。いいことばかりですね!
緩めて、使いやすくして、使って、からだのバランス整えて、快適なからだ目指してくださいね(●´ー`●)♪
fumi
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