2:頭痛に繋がる「肋骨上部」の硬さ

こんにちは😊

肩甲骨から後頭部にかけて、張り感や硬さを感じている方は多いのではないでしょうか🤔

その硬さが積み重なると、首から後頭部への硬さに繋がり、頭痛に繋がることがあります。

この頭痛が起きるほどの肩甲骨から後頭部の硬さ、を調整するために重要な箇所として「上部肋骨」の硬さをみて頂きたいのです✨

上部肋骨の硬さを見るために下記チェックを行ってみてください。

1.鎖骨の位置

まず「鎖骨の位置」をチェックしてください。

鎖骨と肩甲骨は連動して動くので、肩甲骨が上がっていれば(下がらない)鎖骨も上がっていることになります。立位で腕を脱力させた時に鎖骨がこの図のように斜め上に大きく上がっているのであれば、後方の肩甲骨も上がっている、と言えます。

 

2.胸椎の柔軟性

1のチェックで鎖骨と肩甲骨が上がっている状態だった方は、胸椎の動きが悪くなっている可能性が高いです。

お次は胸椎のチェックです。

胸椎の動きは出にくくなっていても気づかない方の方が多いと思うので、このような動きをやってみてください。

もしくは、このポーズで気持ちよく天井を見れるかどうか?を試してみてください。

普段、同じ姿勢が長時間続く、背中を丸めた体勢が長時間続く、歩く・立つより圧倒的に座っている時間が長い、方は脊椎の動きが起きていないために胸椎が硬くなりやすいですね。

3.上部肋骨

1・2チェックで、鎖骨が上がっており胸椎の動きが出ていなかった方はほぼほぼ上部肋骨は硬くなっています。

上部肋骨とは、肋骨の1〜4肋骨辺りです。

肋骨と肋骨の間は呼吸によって間が縮まったり離れたりします。

肋骨の間にも筋肉がありますからね😊

上部肋骨が硬い、というのは肋骨と肋骨の間の動きが出にくくなっているということなのです。

肋骨は本来、肺に空気が入る⇄出る、この動きに合わせて開いて閉じる動きを繰り返します。

前後・上下、と多方向に動く特徴があります。

【引用:運動器の臨床解剖アトラスp.306】

上部肋骨が硬い状態とは、これらの動きが出ていない状態です。呼吸は当然浅くなりますよね。

呼吸だけでなく、この上部肋骨が硬くなったまま、だと先ほどの鎖骨・胸椎の動きも改善されないのです。

これが人体の身体の厄介なところでもあり、スムーズな動きを引き出すためには大切な機能でもあるのですが、「筋肉は連動して動く」ので、硬い箇所があれば同じように硬くなっている箇所が他の場所にもある

その場所と一緒に硬くなっているので1ヶ所調整するために他何ヶ所も調整する必要が出てくる、のです💦

これが、硬さが強い箇所は、セルフケアでなかなか硬さが改善されない理由の一つでもあります。

頭痛を伴う肩周り首周りの硬さがある場合は、かなりの硬さとなっているため、肩甲骨や頚椎だけでなく、胸周り、腕、上半身全体に硬さが構築されてしまっています。

特に、今回の上部肋骨の硬さは見落とされがちな部分です💦

 

4.硬くしない為には

1に姿勢、2に姿勢、3、4、5も全部姿勢です😁!!!

左の状態を取らない、これに尽きます!

ここでポイントは、負担のない姿勢の時の背骨は「真っ直ぐ」ではなく自然なS字カーブ、ということです。

これが体感としてイメージしにくいので下記方法を試してみてください😊

以前、2023.4.7のLiveで行った内容なのですが、胸郭をたまご型だとイメージして頂いて、ガバッと後ろに傾ける。

そうすると、腰が反った様に感じると思うので、傾けたまま「腰が反っていない」と感じるまで腹部に力を入れてみてください。

この胸郭を後ろに傾ける動きがなくなると、胸椎の動きを少なくせ、肩甲骨を引き上げ鎖骨も引き上げる要因ともなります。

普段の姿勢よりも思ったほど肋骨は後方にあると思います。

実際、腰椎より後方に位置するので後ろにあるのですよね。

「真っ直ぐ」と思うと、肋骨は前方に位置してしまうので右図の状態にはならないのです。

詳しくはこのLiveで説明させて頂きましたのでよろしければご参照ください😊

あとは、この様なストレッチをこまめに行ってみてください。

私も施術の合間、施術あとは必ずストレッチを行って硬さを蓄積させない様にしています。まとめて時間を決めてやるとも良いですが、こまめに隙間時間で行う方が蓄積されないな〜と思っています♪

立って出来るものは外出先でもできますよ♪
ご自分に合うものを頻度高く試してみてくださいね😊

 

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