足に力が入らないpart.②ー前鋸筋編ー

0.余談

こんばんは。

花粉最高潮ですねー。

先日アレルギー検査の結果を聞きに行きました。結果は全部予備軍な程度で確実にひっかかるものはありませんでした。

ただ、意外だったのが・・・その予備軍の中でも一番高かったのが「動物」でした。

動物は実家で飼っているダックスと触れ合うくらいですかね。(実家に帰った時なので頻度は今は低いですね)あとは、昨日利用者さんのご自宅のラブラドールレトリバーと触れ合いましたがそれくらい。

私としては動物なのか、と言うよりも、「動物」と言うカテゴリーってあまりに広すぎない!?ということが気になりました。

なので、先生にも聞きましたよね。

「動物」、って動物全部ですか??

親身な先生なんですが、私の質問の意図が伝わらなかった様で、?気味に、そうですね、と。先生、私は真剣ですよ!笑。動物についている何かなのか、動物が持つ何かなのか。毛なのか、組織的なものなのか。。先生、大きな枠で言えば人も動物ですよね??と、疑問が湧きましたが、何だか場違いな感じもしたのでそれ以上突っ込んでは聞きませんでした笑。

継続的に触れ合い続けたらアレルギーとして発症するかも、と言う状況なので頭に入れておくか、くらいなのですが気になりますよね(●´ー`●)

我が家のダックスはちなみにこちら。

題:そこは顔を出すところではありません

私を、おやつをくれる奴、と思っている様で行くと必ず私をおやつが置いてある場所に誘導します。一度あげて、再びおねだりし、内緒でもう一度あげ、その後は無視をしているとすぐ諦めます。

まったく笑。二度目もらえるとわかっておねだりしてくる感じが賢こいです。(あげる私もどうか笑)が、ちょっとおばかなのでよく母に怒られてます。が、弟と似て気にせず切替えが早いです。図太い奴です笑。

 

今日はそんな動物特集・・ではなく、ちゃんと記事を書きます\(*´▽`*)/

1.大円筋と同時に硬くなりやすい筋肉

先日書いたこちら。

今、

✔️足に力が入らない

✔️片足立ちをするとふらつく

という症状の方を複数人見させて頂いています。

(同じ症状の方、毎度のことながらお一人見ると立て続けに見ることがよくあります)

昨日は訪問の日なのですが、他スタッフからヘルプ要請をもらい見ている方で、その方も足が痛くて歩けない、室内での動作も大変、外に行くのもままならない、という方でした。

はじめお会いした時に、その数日前に同じ症状の方を見させて頂いていたので、お話を聞かせて頂きすぐ、あららこの方も大円筋・・・。評価をしたら一発的中で大円筋でした。

この大円筋。

肩の動きの制限が起きていない状態であれば、短縮し伸びにくくなってしまったのを緩め伸びやすくすることは比較的すぐできます。(施術で、です。セルフではすぐには難しいかもしれません。動きの制限が起きている場合はかなり時間がかかる可能性があります)

ですので、その方はお若い方だったこともありすぐ緩み伸び縮みできる様になりました。

が。

肩の難しいところはその後なのです。

大円筋が硬くなって短縮していた、ということは、硬くなる過程で他の肩周囲の筋肉も硬くなっている、ことが大多数です。

投稿にも書かせて頂いてサーフィンがきっかけで硬くなっていた方も、大円筋は緩んでもその後他の筋肉が要因で足に力が入りにくい状況があと一歩、という状況でした。

さて。

どこか。

ここです。

前鋸筋です。

肩こりの方に限らず、大抵の方は硬い筋肉です。

・・・なぜなら、この筋肉の存在やこの筋肉の働きを気づかれている方が少ないのでからだを動かす際に”動かす意識”が向かないからなんですね。

意識が向かなければ緩める動きをする機会は少なく、硬くなる一方になります。

この筋肉は肋骨につき、肩甲骨の内縁に付着します。

肩甲骨を外すとこんな感じで肋についていますが、

伸び縮みする骨格を動かす筋肉なので、肋骨全面についているわけではなく、先端しかついていません。

肋骨とはこの部分が、

肩甲骨とは内側先端部に、

付着しています。

イメージできますでしょうか。

この様についていることによって、

前鋸筋が縮むと肩甲骨が前方に引き込まれ、伸びると後方に動く

のです。

肩が内側に入ってしまっているなー。という方は、確実に前鋸筋硬いですね。

肩甲骨と肋に指が入る余地全くないですねー、という方もかなり硬くなっていますね。

この下の写真の動きの時に、手で腕を掴めない、背中がまるまる、首が前に倒れる、腕が耳につかない、腕が頭の後ろにいかない、という方もかなり硬くなっているかと思います。

前鋸筋についてもう少し詳しく知りたい方はこちらご覧ください。説明動画を撮りました。

前鋸筋は肩甲下筋という筋肉と隣り合わせの位置関係にあります。

肩甲下筋は、肩甲骨と上腕骨を繋ぐ筋肉です。

肩甲下筋が伸び縮みする事によって、肩を内側に巻き込む動きをサポートします。

デスクワークや書く作業によって肩が内側に巻き込まれたままになる事で、肩甲骨は更に動かなくなります。

「肩が内側に入ってしまう」状態が続いてしまい猫背になってしまうのは、この肩甲下筋と前鋸筋の硬さがかなり要因としては大きいです。

この2つ、硬くなると結構強敵で、緩ませにくいんですよね・・・(゚Д゚≡゚Д゚)

2.なぜ前鋸筋も硬くなると足の力が入らなくなってしまうのか

それで、なぜ前鋸筋も硬くなると足の力が入らなくなってしまうのでしょうか。

それは、前鋸筋も身体の外側の筋膜ライン上にあるからです。

大元の原因の箇所を取り除いても、その筋肉が使われている時に同時に使われていた筋肉も一緒に取り除かないと症状改善には至らないことがあります。

これが難しいところでもあるし、人間の身体の精密な所でもあります。

関連する箇所を全部取り除き、緩んだ状態が定着して初めて快適な身体に戻すことができます。一度硬くした身体を戻すのは本当に根気のいる事です

因みに、

大腿筋膜張筋なども前鋸筋が緩まないと一向に緩まない事がありますよ(●´ー`●)

大円筋が硬いことがわかった方は、ぜひ前鋸筋も緩めてくださいね!

3.前鋸筋を緩める

前鋸筋の緩め方はこちらです。

基本的に、私のセルフケアの前提は、硬くしないために都度緩ませましょう、とお客様にお伝えするためのものです。

ですので、長年の硬さや頑丈で伸び縮み全然しません、動きません、という状態のものは「行うだけでも難しい」場合があります。

その様なお身体の状態の方は”硬くなりすぎてしまった状態”なので無理にやらないでくださいねm(_ _)m

適切な運動や動かし方によって勿論緩んだ状態にしていく事はできます。が、どうしようもない!と諦めてしまうのであればぜひ専門家を頼ってください。その硬さからまた別の硬さを作り、長い間そのままにして本当にどうしようもできない状態になってしまうかもしれませんので気づいた時に対策をとってみてくださいね。

他には、前鋸筋を動かすにはこんな動きが良いです。

他にも、この様に、上腕骨と肩甲骨を離して肩関節を広げる動きがいいんですね。三角筋前部も動かせていいですよ。

こまめに腕を上げて、身体の外側をよく伸ばして動かすのも良いです。腕はしっかり伸ばして、全身動かしてください。肩甲骨が動かなくなると腰痛にもなりますから。

この動きは、肩甲骨と上腕骨を離すためにとても良いので寝る前と起きた時などやってみてください。腰から動かしてくださいね。

大円筋と一緒にがっつり動かすのもいいです。

 

大事な事は、

こまめに

使う度に

動かして緩ませる

という事です。

 

全身運動を特に何もしていない方は意識して毎日、日に何度か動かして下さい。

 

快適なからだをキープするためには、凄技!が必要なわけでも画期的な方法!が必要なわけではありません♪

よく使われ硬くなりやすい事を知り、

使ったらその都度緩ませる事をコツコツと毎日行う

これが一番簡単で一番良い方法です。

 

その上で、深部の取りきれない部分や全身の繋がりを経ち動きをよりスムーズにする事を専門家に頼って頂けると、更に良いお身体をキープ、と言うより、なんでもできてしまいそうな軽い身体を創ることができますよ\(*´▽`*)/

 

私も20代の頃は身体の不調の悩みばかりで、こんなんで大丈夫か、と本気で心配していました。

病院などもたくさん行っていましたし、健康グッズなどもいろいろ試していました。それでも改善されなかったのです。

それは、私が私の身体の事をわかっていなかったから、です。

なぜその不調が起きているのかその理由を知らず、そもそも理由があって起きているなんて考えもせず、人や物に頼っていたのでどれも違う感じがしました。

こうやって日々身体の事を研究しているのも、私自身が身体のことを、自分自身のことを知りたいからです。

知ればコントロールができるからです。

さすがに私の様にマニアックにオタクに毎日身体にまつわる本を見る事はないと思いますので笑、このブログや動画を通してご自身の身体のことを1つでも多く知ってもらえたら、と思っています。

知らないからこそ、どうしたら良いかわからず不安や心配が募るんだ、と私自身が体感してきた事なのでそう思われる方は多いのではないかと思います。

医師任せ、クスリだのみな身体だと、いざという時にどうにもならなくなってしまいます。

身体に起こる事、自分自身に起こる事には理由がありますので、その理由を知って、コントロールできる身体になって、やりたい事を全力でやる毎日にしてくださいね!

 

fumi

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