体幹・背

修復:前屈がしにくい・靴下が着脱しにくい・立ち上がりが不安

こんにちは😊

お久しぶりの投稿となりました!

秋ですねーー。

この季節は一番好きなのですが、絶賛花粉アレルギーで副鼻腔炎中でして🤧これがなければな〜🙄典型的な花粉症症状はあまりなく、私の場合は副鼻腔炎による頭痛が主症状なんですよね🤔なぜww収まるの待っててもらち明かないので投稿再開です😆

今回は「腰椎」を支える筋肉について書いていきます🙋‍♀️

1.前屈がしにくい、靴下の着脱がしにくい、立ち上がる際に不安

これらの動きが制限・痛み違和感がある際に今回の要因が引っかかる可能性があります。

これらの動作は全て脊椎、特に腰椎が引き伸ばされることにより痛みや違和感を感じます。

起き上がり・立ち上がり時にも痛む場合があり、中には「痛みが起きそう」と思い動きを制限してしまう場合もあるかと。

2.要因は多裂筋の過度な緊張

※他にも要因は多数考えられます。複数要因がある場合が多く、多裂筋が引っかかれば表層も引っかかることが多いですので周囲の筋肉のチェックも行ってください。

これらの動きの際に引っかかる筋肉はこちら。

多裂筋です。

多裂筋は脊柱起立筋の深層にある筋肉で、椎骨を安定させるための「支える」役割の筋肉です。下から上に走行する筋肉で、上の椎骨を下に引っ張ることで安定させています。

多裂筋は腰椎を安定させる筋肉の中の横突棘筋の一つです。

3種類あり、区分けとしては椎骨をいくつまたいで走行しているか、によって分けられています。

単なる名称を分けるためではなく、またぐ椎骨が多ければ多い程脊柱起立筋と似たような働きをする、またぐ椎骨が少ないほど回旋の働きをする、といった様に少し働きが異なるのです。

走行しているエリアも3種類で異なります。

この中でも多裂筋は脊椎全域を走行しており、その中でも腰椎部分が最も発達しています。発達している、ということは腰椎部分の強度を最も強くして安定度を高めている、とも言えます。

↑こんな感じで腰椎部分は平坦な筋ではなく、胸腰筋膜と腰椎の間を埋めるように走行しています。

 

強度が高い・・・

他の筋肉や組織でも今までも色々出てきておりますが^^;

補強されている箇所は、「機能している時はなくてはならない補強」ですが、一旦柔軟性が低下し緊張が高まり続けている場合は「動きを阻害する要因」になってしまいます。補強されている分、硬くなった時も頑丈、という訳です。

特に、腰椎部分は仙骨をまたいで走行しますのでより一層動きを阻害します。

これらの線が全く伸びない状態、腰椎と仙骨が一つの骨かの様な状態を想像してみてください。。

これらの動きはどう考えても難しくなりますよね😟硬く伸びにくい線維を無理やり動かすことになるのでそりゃあ痛みも出ます。

これらも、同様ですよね。起き上がる、立ち上がる時に腰椎と仙骨は動きますから、上の動作同様に硬い線維が引き伸ばされて痛みが起こるのです。

 

3.多裂筋はなぜ硬くなるのか

勿論、これ!と断定はできないので一概には言えないのですが・・🤔

・長時間の座位

・長時間の同姿勢

は筋活動が起きませんので、同じ姿勢にて血流も阻害され、筋線維も常に緊張状態になりますので柔軟性は確実に低下します。

よく「何もしていないのに・・・」と仰る方がいらっしゃいますが、

筋肉線維というものは【適度に伸び縮みを繰り返すからこそ柔軟性を維持できるもの】なのです。

何もしていない=筋肉線維を伸び縮みさせていなかったから、硬くなってしまったのです。

人は動くことで良い状態を保てているのです!

この便利な世の中は人の身体にとっては調子が悪くなりやすい環境、と行ってもよいですかね。だからこそ、自分で積極的に身体を創っていく必要があるのです😊

同じ姿勢を取り続けていることと、その姿勢そのものが負担のかかる姿勢であること、柔軟性低下に拍車をかけています。

腰椎と仙骨に負担をかけながら長時間・・・

よくない状態にならないわけがないですよね😭

動かないことによって筋力も低下しますから、負担のない姿勢をそもそも取ることができなくなるので更にバランスが崩れて痛みへまっしぐらです💦

 

それともう一つ🤔

動いているのに硬くなる!なぜ!と思われた方はこちらの要因が当てはまるかもしれません。

多裂筋は性質上、先ほど書いたように回旋の働きもあります。主に捻りの動きを担っているのは腹部の腹斜筋ですが、その際に多裂筋も動きに沿って脊椎を安定させるために回旋の働きをします。

体幹を捻る動き。

これが普段の生活の中で減ること、これこそ多裂筋を柔軟性低下へまっしぐらにさせている要因の一つです😅

捻る動きは、歩く際に本来は自然に起こることです。

歩いている際、脊椎が捻られているな、と思う方はどれくらいいらっしゃるでしょうか??

私が街中で見ている限り、40代以降の方で脊椎ー仙骨(骨盤)の捻りの動きがしっかり出てバランス良く歩いているな、と思う方は・・・3割もいないかもしれません😅

大抵は足の筋肉のみで歩かれています。

首と頭が前に出て、背骨も少し丸まっているか反っている、脊椎の捻り(体幹の捻り)が起こらず、片足立ちの時間が少ない為足があまり上がっていない、歩き方が多いです。

加えて、股関節が外旋か内旋か偏っているので、O脚・X脚・ガニ股など偏りがあり、足首や膝も不具合が起きている、などです。

バランス良く歩いているな、と思う方は一般的にどの方が見ても「あ、あの人歩き方綺麗だな」と思う感じの歩き方です✨←多分これが一番わかりやすいw

足がよく上がり、背中がスッと筋が伸びていて、頭のてっぺんまで真っ直ぐの様に姿勢も綺麗で歩いている方。

姿勢にも言えることですが、

負担のない身体の使い方は見た目にもとてもスマート

なのです。

負担のかかる使い方・動かし方は詳細にどことどこが動いてなくて、と分析せずともパッと見で「動きにくそう」「動きが重そう」「ぎこちない」「スマートでない」感じが見て取れます。

スポーツ選手は勿論のこと、見られる職業であるモデルの方の動きがスマートなのは、身体にとって負担のない使い方・動かし方、であるので動きも綺麗に見えるのです✨全身の筋肉を満遍なく使いこなせている、とも言えますね😊

こういった使い方ができている方は、使われていない筋肉がほぼありませんので、体型もスマートな体型を維持している方が多いです✨(痩せている、という意味ではありません)

多裂筋の話から身体全体の話になってしまいましたが、腰椎が動かないことは全身の筋バランスに大きな影響を与えます。今は特定の動作や姿勢での違和感や痛みかもしれませんが、今後、股関節や膝関節の炎症、頚椎の可動性低下による頭痛、脊椎周囲の筋肉活動低下による自律神経の失調、血流不良による筋の柔軟性低下だけでなく臓器機能の低下、などあらゆる不調が起きても仕方ない状況を作り出してしまうかもしれません。

単に「この痛み違和感を取り除きたい!」だけでなく、身体そのものに負担をかけないような使い方を目指してケア方法だけでなく日々の姿勢の癖や使い方にも目を向けてみてください😊ご自身の使い方や癖から作り出した痛み・違和感ですから、ご自身で変化のきっかけを作ることが一番です!その上で、徒手療法などをプラスして改善を加速させてみてください✨

色々やった、試した、改善もしている!でも変化が芳しくない。。そんな時はぜひ一度ご相談ください!あなたの身体に起こっていることを詳細に評価し身体が整う土台創りをお手伝いさせて頂きます😊

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