修復

修復:「すぐ痛む」と「しばらくすると痛む」にはそれぞれ適切な対処・対策を

こんにちは😊

今回は痛み要因の違いについて書いていきます🤔

お客様にもここが痛くなる、と聞いたときには必ず「動かしてすぐ痛みが出るのか(その姿勢を取るとすぐ痛みが出るのか)」「しばらくその動きを続けていると痛みが出るのか(しばらくその姿勢を取っていると痛みが出るのか)」は同じようで痛みが出る起因としては違うな、と思っています。

はっきり書かなかったのは💦そうでない場合もあるものの大抵当てはまるのでその様に表現しています。

 

1.痛み要因には「炎症」と「そうではないもの」があることをまずは知って欲しい

唐突ですが、痛み、て正直なんだと思いますか?🤔

痛みがあると“とりあえず湿布”と湿布を貼り続けて気づいたら数ヶ月・・・という方が多くて、湿布はそんなに万能ではないです。。とお伝えしたくなります💦湿布は勿論炎症を抑える、痛みを鎮める鎮痛剤としての役割もあります。打撲や筋肉痛など炎症によるものであれば湿布はとても有効ですが、それ以外の痛みには効力を発揮できないのです。

厳密にはどの方も痛みの違いはわかっていると思うんです。私もこの仕事を始める前は痛み背景を詳しく知っていた訳ではないですし。それでも筋肉・筋膜由来の痛みか炎症による痛みなのかは区分けはできていたと思います。炎症による痛み、て明らかに“組織そのものが変性している”痛みというか、異物感ありますしね。一方筋肉・筋膜由来の痛みはじわじわ、と言いますか、やり過ごして様子を見よう、と思う程度の違和感から始まりますし。まぁ。。。そのまま緩んで気付けば感じなくなっていれば御の字、硬さが募って終始痛みが気なってしまう状態になってしまうことは大いにあるので難しいところですよね。

話が逸れてしまいました。

それを少なくするためにも、早期に「炎症による痛み」とそうではないもの、と区別できるのは必要なのでは、と思うのです。

筋肉痛、打撲、捻挫、外傷、は炎症ですね。五十肩・四十肩も一次要因は炎症です(その後継続する痛み⦅1.2週間以降⦆は二次要因なので炎症ではありません)。

一方。

「動くと痛む」「動き続けると痛む」は痛み要因が炎症ではないので鎮静させる対象がそもそもないので湿布は意味がありません。でもこれは貼り続けている方が一番よくお分かりだと思います、これ以上悪化しないといいな・・・というお守り的なものでしょうか。

炎症でなくとも痛みは起こります。痛みとはなんぞや、という話をするとまた膨大な文字数になってしまうので置いておいて・・炎症以外の痛みの一つが筋肉・筋膜・皮膚所以の痛みです。

身体が硬い方はよくわかるかと思いますが、硬い筋肉を最大限伸ばしたとき、どんな感じがしますか?
痛たた・・・となりませんか??

まぁ、それを痛みとするかどうかは意見が分かれるとは思いますが明らかに炎症の痛みとは違うものですよね。この違い、が今回の投稿で書いている違い、です。

身体の硬い場所を伸ばすときは痛みとは言えない程度かもしれませんが、この痛みは何によって引き起こされているかはわかりますよね。そうです、筋肉が伸ばされたからですよね。

これが違い、伸ばされる・引っ張られる時の抵抗、これが筋肉・筋膜・皮膚由来の「痛み」です。

この投稿の目的はあくまで「早期に痛みの違いを区分けして適切な対処・対策ができるように」することです。厳密に違いを明記したい訳ではありませんし、そこを深く追求するものではないことをご了承くださいませ。

 

炎症による痛みとは違う、ことをお伝えした上で更に、この筋肉・筋膜・皮膚由来の痛みは特殊であることをお伝えしたいです。炎症は直接的にその場所の組織が変性したことにより防衛的に痛みを感じて対処を促すものです。ですが、特に筋膜の痛みは直接的なものではないのです。

先ほどの話に戻りますが、可動域一杯に伸ばした時の痛みは、筋肉自体に痛覚を感じる神経が通っていますので硬い部分が過剰に伸ばされればその部分に直接的に痛みを感じます。だから、伸ばしたからだな、と痛み要因がはっきりわかりますよね。ですが、筋膜には痛覚はないのです

なので、例え癒着が起きて硬くなって引っ張られたとしても筋膜は直接的に痛いと感じることはできません。筋膜は筋肉の動きを司っており、共に動きますので筋肉が動けば筋膜も動かされるので筋膜が引っ張られたら筋肉も同様に引っ張られます。実際筋肉は引っ張られますので、筋肉に炎症が起こったのか!?とも錯覚してしまうこともあるのです。

まとめるならこの様な感じでしょうか。

起こっている現象と感じ方にズレがあるので痛み要因が分かりにくくなってしまうのですね🤔

100%、という訳ではありませんが、これまでのお客様の痛み要因からすると

「動いたときに痛む」「動かし続けていると痛む」「同じ姿勢を取り続けると痛む」は先ほどの筋肉や筋膜、皮膚、他組織が引っ張られたことによる痛みです。

滑走性不良についてはこの投稿で詳しく書いています。

 

痛みの感じ方による要因はこの様にも分けられますので参考にしてみてください(これはエビデンスがあるものではなく、当院にいらっしゃったお客様から得た集計です)

 

2.「動いてすぐ痛む」と「動作を続けていると痛くなる」の違い

痛みの区別がなんとなくついたところで(痛み=炎症・突発的に現れた悪いもの、と盲目的に認識しているのを無くしてもらうのが目的なので)、表題の違いを書いていきます。どちらも先ほど書いたように、筋短縮・滑走性不良が要因なのですが、対処・対策は異なるのです。

この二つの違い、それは、

「すでに要因がある状態」「要因ができる寸前の状態」である事です。

動いた際に感じる痛み、がすでに要因がある状態で、動いてしばらく経つと痛みを感じる場合は要因ができる寸前の状態(もしくは、痛みが出やすい状態)です。

これ、同じ様に思いますかね?🤔身体の状態としては結構違うんですよね。

これは痛みを取り除く場合に、痛みを感じなくなるまでの推移を表した表なのですが、痛み要因ができる寸前の状態、はこの表の中だと0の下、安定(青)と修復(薄ピンク)の間にある色が混ざっている部分に当てはまります。

【安定⇨痛みを感じない状態。修復⇨痛みを感じる状態】

因みに。施術中のこのゾーンは痛み要因ができる寸前ではなく、痛みが起きにくい身体になる寸前になります。施術中は痛み要因が蓄積されていた過程を逆行していきますので、このゾーンに入ったら身体創りをはじめていく段階でもあるのです😊

既に痛み要因がある状態でもある「動いてすぐ痛む」痛みは、①筋肉が実質上短くなっている筋短縮②筋肉・筋膜・皮膚同士が癒着し滑走性不良を起こしている、どちらかが要因である可能性が高いです。ですので、伸ばすか緩ます・解す・整えることを行い短縮や滑走性不良を解消することで痛みは感じなくなります。

先ほども書いた通り、痛み要因ができる寸前の状態で必要なのは蓄積された要因を取り除くだけでなく、身体を創る必要があります。施術中のこのゾーンで身体創りをはじめる理由は、痛みがなくなってきたと言ってもただ要因を取り除いただけに過ぎないので全身の筋肉バランスはまだ整っていない状態なのでバランスを整えることで痛みが起きにくい身体を創り上げていくことです。

施術では逆行していると書きましたので、動作を続けていると痛みが起きる身体に必要なのも『全身の筋肉バランスを整えること』です。勿論、積み重なっている途中の硬さや滑走性不良も取り除いていく必要はありますよ!

〈この違いはしっかりお伝えしたい故に説明が多くて逆に遠回りになっていることをご了承ください🙇‍♀️〉

こう聞くと「そりゃそうだ」と思われるかも知れませんが、実際に今お伝えした通りに、取り除くことと身体を創ること、双方をされている方はあまりいらっしゃらないのですよね。痛みがすぐ起きていない段階であればやろうと思わないというのもあると思いますが、痛みが起こる要因が作られる要因をご存知ないから対策が打ち切れていないのだとも思います。腰痛要因が腸腰筋とわかっても、なぜ腸腰筋が硬くなったか、腸腰筋が硬くなるのを防ぐにはどうしたらよいか、まで突き詰められている方そうそういませんから😅それか、しばらくして感じる痛みは仕方ない、痛みが強くならなければ、痛みが起きてもまたなくなるなら良いか、と思われている場合が多いからかも知れません。

何が良い悪いではありませんよ、これは!よく、これは良いのか悪いのか、形式でご質問を受けますが人の身体で良い悪いはありませんから!これは、痛みを取りたいのか、痛みを出さないようにしたいのか、これ結構混同されている方多いので何が希望なのかご自身の中で明確にされると対処も対策も立て易いですよ、という話です😊

 

3.「動作を続けていると痛くなる」には何をする?

先ほども書いたように身体創りですが、勿論ただ手当たり次第に筋トレをしたら良い訳でもありません。やるべきことは、弱化している筋肉を「使える筋肉」にして、使い過ぎて頼り切ってしまっている筋肉を「負担がかからない程度」にすることです。

今回は特定の動作については書いていないので参考程度になりますが、しばらく前屈みの体勢を取っていると痛くなる身体の弱化している筋肉と使い過ぎてしまっている筋肉を示しますね。

掃除機腰痛を書いた時のものですが、赤色は筋バランスが取れていないために「使い過ぎて頼り切ってしまっている筋肉」です。

そしてこちらは、弱化している筋肉でもあり、「使えるようにしたい筋肉」でもあります。

 

動作を続けていると痛くなる場合の対処と対策をまとめると、

①その動作で痛みが起こる要因を特定する

②特定された要因が筋短縮か滑走性不良かによって応じた対処を行い要因の蓄積を止めて解除する

③弱化され使われなくなった筋肉を「使える筋肉」にするように筋肉連鎖を考慮しながら日常生活で使える筋肉にする

この3つが必要です😊

③までやると、痛みをなんとかできますから✨

因みに、①をすっ飛ばして②を始めている方も多いと思います。それだと結構な遠回りというか数打ち当たれになりますので①を経過することは目的を達成するためには重要ですよ✨

①はInstagramのはじめの方の50投稿は参考として痛み要因を投稿していましたのでそちらをご覧くださいませ。ブログでも【施術ノート】と記してあるものも参考になるかと思います。

②は動画の【ケア】と題名の冒頭についているものを参考にしてみてください。

③はこのブログの【身体創り】と題名に表記されている投稿を参考にしてみてください。アイキャッチ画像が黄色になっている投稿ですね。

これ以上のことになると、評価が必要になりますので直接ご来院頂いた方がご希望に合うものをご提示することができますのでご遠慮なくご相談くださいませ😊✨やはり身体というのは、お会いしてみないとわからないものだよな〜といつも思いますので✨

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今回はちょっと分かりにくかったかもしれませんが、少しでも参考になりましたら幸いです☺️✨

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