坐骨神経痛

19:姿勢の悪さと坐骨神経痛【痺れ改善】

この投稿は5分で読める投稿です✨

こんにちは☺️

今回は、坐骨神経痛について書いていきます✨

 

1.坐骨神経痛はそもそも何?

坐骨神経痛は、

坐骨神経が走行するどこかの箇所で筋肉などの組織により“遮断”された為に、神経伝達がうまくいかず、痺れや力の出にくさを感じる状態を指します。

 

「坐骨神経」はこの部分。

神経は全て繋がっており、下肢へ走行する神経は、脊髄から分岐した神経が骨盤を通って足の先まで走行します。

 

坐骨神経は膝上で分岐する「脛骨神経」「総腓骨神経」までを指します。

【引用:ビジュアルガイド末梢神経と筋の見方p.39】

 

2.どこの神経遮断による痺れか?

 

同じ箇所に痺れが現れていても全く同じ箇所が遮断されているとは限らない、ので、要因場所は状況によりけりです。

 

よく知られているのは、梨状筋付近の遮断。

これだけでなく、

坐骨神経は閉鎖筋群付近以降も走行しますのでこの箇所以外の場所の遮断も考えられます。

 

この様に、ハムストリングの一つである大腿二頭筋の下も走行します。

【引用:プロメテウス解剖アトラス3版p.39】

また、

坐骨神経が分岐した後の脛骨神経はふくらはぎ最表層:腓腹筋と、その下のヒラメ筋の下を走行しますので、膝下の痺れの場合はこの辺りの神経遮断である可能性もあります。

 

皮膚神経の支配領域はこの様になってはいますので、

痺れ部位から遮断されている神経を特定し、その神経走行に沿って筋肉や他組織を緩めれば痺れは緩和される場合も多いのですが、

先ほども書いたように

「神経は繋がっている」

ので、

分岐する前の部分が遮断されることによってその先の神経支配領域に痺れが出ることもあります。

実際のところは痺れている部分までの神経走行全てを疑うことで根本解決に辿り着くことができます✨

 

3.坐骨神経痛に最も繋がりやすい崩れた座位姿勢

坐骨神経痛が生じる背景としては、長時間の座位姿勢、が挙げられます。

更に、

大臀筋や閉鎖筋群の筋力低下+柔軟性の低下です。

 

大臀筋や閉鎖筋群の筋力低下・柔軟性低下は、普段股関節を伸展させることが少ないことにより起こります。

 

この要因に追い打ちをかけるのが、崩れた座位姿勢です。

骨盤を立てて座れば、大臀筋や閉鎖筋群の筋力低下は避けられないものの、他の筋肉は比較的使われやすいので筋バランスが大幅に崩れることは避けられますので繋がりにくくなります。

 

ですが、この様に骨盤を寝かせた状態では筋力低下と共に筋肉の硬さは助長されるので、

座位姿勢時に直接神経を圧迫するだけでなく、

座位姿勢以外でも硬い筋肉が圧迫し続けるので痺れや痛みをずっと感じる状態も作られてしまうのです。

 

座位は、ハムストリングを短くさせる体勢でもありますので、

【引用:プロメテウス解剖アトラスp.504】

大腿二頭筋の下を通る坐骨神経を遮断し易いです。

骨盤を倒せば更にハムストリングは短縮しますので、より一層坐骨神経痛を起こさせることに繋がります。

 

4.坐骨神経痛が現在起きていたらどうするか?

現在起こっている場合は、

まずは遮断されている箇所の特定と、その箇所を緩めて神経走行を妨げる要因を取り除くことが第一です。

ストレッチは硬さを解すには効果が薄いですので、直接解すことが一番です。

 

症状が現れるのが毎日ではなく時々であれば、

・座位姿勢を見直す

・普段から股関節伸展の動きを出すために「歩く」「立つ」を意識する

ことが重要です。

 

座位姿勢は座る環境によっても筋肉状態は変化しますので、単に座る時間だけでなく座る環境の違いによって自分がどう座っているか、も意識してみてください✨

こちらの投稿もご参照ください↓

 

 

坐骨神経痛も要因がはっきりすれば取り除けるものです✨

長引かないうちに早め早めの対処&対策を取ってくださいね🎶

 

 

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