こんにちは😊
今日は久しぶりに大腰筋です🙋♀️
以前大腰筋について動画でも投稿でも書いて撮っていたのでしばらく大腰筋に触れてませんでしたが、お客さまで大腰筋の柔軟性改善で腰痛がかなり緩和された方がおり、大腰筋久々に書こうかな、と👍
1.そもそも大腰筋て?
大腰筋は最近では知っている方も増えた筋肉になりつつありますが、大腰筋は脊椎から骨盤前を通って大腿骨頭に付着する筋肉で、個人的見解からすると結構特殊な筋肉でありつつ現代の腰痛事情には重要な筋肉です。
起始:胸椎12ー腰椎/停止:腸骨筋・大腿骨小転子なので、足側から脊椎方向に収縮する筋肉です。
大腰筋は腸腰筋の一部で、大腰筋と腸骨筋を併せた名称が腸腰筋です。
働きは、立位では股関節屈曲(大腿骨を持ち上げる)、座位では体幹を屈曲させる働きがあります。
歩く時、ただ足を前に出すだけでは大腰筋は働かないのですよね。
2.こんな姿勢・使い方で大腰筋は働かなくなる
足を持ち上げることで初めて大腰筋は働きます。冒頭で、腰痛事情にとても重要な筋肉、と書いたのはこの働きにあります。
・座る姿勢で背中を丸める、骨盤を倒して座る
・歩く時に地面から足をあまり離さず歩いている
方は大腰筋が働くことが殆どないので大腰筋は働きを忘れてしまい、柔軟性も低下していきます。
大腰筋が働いていない、ということは筋肉特性と付着部位の関係から、同時にこれらの筋肉も働かないことになります。
・腹部インナーユニット(腹横筋・多裂筋・横隔膜・骨盤底筋)
・固有背筋(最長筋・腸肋筋)
・腰方形筋
+腹斜筋
+大臀筋
+内転筋群
+大腿四頭筋
大腿四頭筋が入っておりませんが、股関節周りが使えていなくて大腿四頭筋を過剰に使っている場合もかなり多いので太もも前も緩めた方がいいですね。
これらの筋肉みてどうでしょうか。全て、脊椎と胸郭と骨盤を支える筋肉ばかりなんですよ!
そう、大腰筋は脊椎から始まり、骨盤前を通り大腿骨に付着していますから、脊椎と骨盤を支える筋肉と共に働くのです。
現代では長時間同じ姿勢が続く、筋肉不動、の時間が多くなりやすいので体幹と股関節の筋肉が使われず「大腰筋が働かなくなり易く、柔軟性が低下しやすい」のです。
3.大腰筋が緩まるかは周りの柔軟性次第
大腰筋が緩まらず腰の奥の痛み、起き上がり時の腰の痛み、前屈み時の腰の痛み、腰を反らした時の痛み(他にもありますよ💦)が続いている場合は、まずは上記の周りの筋肉を緩めてみてください。
周りの筋肉が緩む、ということは
・脊椎の可動性が上がる(脊椎と脊椎の間が離れ易くなる)
・骨盤ー大腿骨の詰まりが解消される(下腹部から大腿骨付け根が伸ばし易くなる)
・胸郭と骨盤の距離が離れる(腹部が伸ばし易くなる)
ことなのです。
この三つが改善されれば、大腰筋が動き易くなるのです!
筋肉は、骨と骨に付着します。単純に伸ばせば伸びるわけではなく、そもそも付着している骨が動かなくなっていたらその間を繋ぐ筋肉は伸びようがないのです。
大腰筋は12胸椎・腰椎ー大腿骨頭を繋ぎます。つまり、脊椎ー骨盤ー大腿骨付け根の動きが低下していたら大腰筋は伸ばしても伸ばしても伸びないのです。
痛み違和感が軽度であれば単純に大腰筋をストレッチングするだけで伸びると思います。ですが、毎日痛みや違和感がある、1ヶ月以上は続いている、という場合は大腰筋だけの問題ではなくなっていますので周囲から柔軟性を改善していってくださいね。
4.大腰筋を硬くしないために
周囲の柔軟性の大事さから、これらのストレッチングは有用ですよ😊
ストレッチングのコツは、
筋肉が付着している片側を止めて、もう反対側を最大限離す
ことです😊
ただこれらの動きを行えば伸びるわけではありません。
大腰筋が伸びるには、脊椎から大腿骨頭が最大限のびる体勢を取る必要があります。脊椎から大腿骨頭までというと、腹部、特に下腹部と鼠蹊部をよく伸ばすことでもあります。
大腰筋が硬い方の特徴として、下腹部と鼠蹊部が縮こまって伸びない、ことがよくありますので特に重点的に伸ばしてみてくださいね✨
ストレッチングのコツはこの投稿でも書いていますのでご参照ください。
腹部の硬さが軽度であればダイレクトに大腰筋を伸ばすこともできますのでこちらも参考にしてみてください。
108【ケア】腸腰筋をダイレクトに緩める:サクサクver./2021.10.10
こんなのも挙げているのでよかったら試してみてください😊画像をクリック↓
長年腰の痛みがある方でも、何をやっても思うように改善しない方でも、痛みには必ず原因があり、その原因は「身体にかかっている負担」と言えます。その負担を特定することと、その負担に関係する阻害要因を徹底的に整えることで身体は変わります。
これは私が特別な技術を持っているとか大層なことでは全くなく、筋肉や組織は可逆性、変化するものなのです。
可逆性だからこそ整えることができるし、硬くもなるのです。
身体が変わるためには画期的な方法や特別な方法が必要なのではなく、
●身体に今起きていることを正確に評価して身体の現状が分かる
●その状態が変化するためにはどこを整えたらよいのか
●変化するためにどんな癖や姿勢、使い方を変えたら良いのか
を一つ一つ行うのです。
身体の構造はどの方も個体差はあれども同じ創りです。だからこそ方法が大事なのではなく「今身体がどう負担がかかっているか」が大事で、それが分かるからどう整えていけば変わっていくかが分かるのです。
そして。
身体を変えるのは施術者ではありません😊
風邪の時も薬を処方してもらっても治すのはご自身ですよね。それと同じです。
施術者は整う手助けしかできません。整えても使い方が変わらなければ柔軟性は維持できませんし、硬さなんてものはまた構築されてきてしまいます。
だからこそ、変えるのはご自身、なのです。
その変えられる可能性に私はお手伝いをさせて頂いております✨
身体は変わります。
色々やったけれど・・・と変わる可能性が見えなくなっているのでしたらお力にならせてください😊一緒にお身体変えていきましょう✨赤羽でお待ちしております✨