施術ノート

施術ノート:左手外側の痛み(脇を締めないで手部を使うと痛みは起きやすい)

こんばんは😊

前回、上肢の重さと肩こりの関係性の投稿を書きました。今回は、その投稿とも関連がある内容となりますので先に前回投稿をご覧頂くと分かりやすいかと思います☺️

今回は、この投稿の後にいらっしゃった方なのです。

投稿では、キーボード操作ではマウスやペンと比べると一番負担がない、と書いたのですが今回はキーボード操作であっても「体勢によって負担はかなりかかる」ことが発覚したので書きました🙋‍♀️キーボード操作でも肩というより「腕・手」自体に痛みが出ている方は体勢を変えた方が良いかもしれませんのでご参考にしてみてください。

1.キーボード操作時の体勢

前回の投稿は、

体幹を支える筋肉が弱い為に、上肢の重さに引っ張られて代償的に肩を引き上げてしまうことがないように、肩甲骨+鎖骨+胸郭+脊椎が一体となって働き支えられるようにして肩を上げてしまう代償動作を防ぎましょう、という話でした。(体幹が弱いと生きているだけで肩こりになる、という話でした😁)

 

そして後半に、

上肢の重さを支えなくて済むように、キーボード操作では手首や掌を乗せて重さを緩和させている場合が多いですよね、と書きました。

 

今回のお客さまがしていた姿勢はというと・・・

 

キーボードを机の奥に置いて、肘から前腕を全て机に乗せて、肘が肩から遠く体幹とかなり離れた状態で操作をされていました。

肘が体幹からかなり離れているので、重心が前に出ざる追えません。手は脇を締めて使わないと力が過剰に入ります。それだけでなく、重心が前に出てしまうので首と頭部も前に出ますし、体幹は支える機能は果たさず、足への加重も強くなります。

 

2.体幹から手が遠くなるとなぜ負担が増すのか

先ほどの肘から机に前腕を全てのせる体勢は、以前に左手の痛みが強くなりすぎて整形外科を受診した際に医師から頂いたアドバイスだったそうです。

確かに、痛みが強いと炎症が起きている可能性もありますし、明らかに使いすぎによる痛みですので「負担をかけない」が一番の効用です。ですが、その時と今の状況が違うのがミソです。痛みがなくなっている状況でこの使い方は逆に腕と手に負担をかけてしまうのです。

やって頂くとよくお分かりかと思いますが、肘から全て前腕を乗せてしまうと、上腕骨は体幹から離れてしまいます。上腕骨が体幹が離れてしまうことは、脇を締めて肩関節を安定させることができなくなってしまうのです。

安定のために働くのは前鋸筋ですね。

脇を締めることで、上肢全体が支えられて「安定」します。安定しているので過剰な力を入れずとも、少ない力で微細な操作を起こすことができるのです。例えばですが、小さいボタンの洋服を机に置いた状態で脇を広げてボタンを閉めてみてください。脇を締めて操作するときと比べてやりにくいはずです。

キーボード操作も同じなのです。

脇を締めずに手部を操作する体勢を取ると、前腕の力を過剰に使い指の力も過剰に使わなければならいことになるのです。極端を言えば、空中でキーボード操作をしている様なものです。腕を机に乗せてはいますが、脇を締めて肩関節を安定させていないので上腕は常に不安定なので腕全体に常に力は入るので乗せる効果は残念ながらありません😭

この写真も脇、開いてますね。一見楽そうには見えますがこの体勢も腕や指が痛くなりやすいですね。

 

3.前回投稿の上肢の重さとの関連について

脇を締めることで肩関節が安定する、ということは前回の投稿で書いた肩甲骨と体幹を繋げて上肢の重さより体幹側の重さを重くすることに繋がります。

脇を締めず手が体幹から離れた位置で操作をすることは、上肢の重さを腕にある筋肉だけで支えることになるので「腕を支えながら」「指を操作する」ことになりますので筋疲労はかなり早くきてしまいます💦

重さとか何?と思われた方はこちらを読んでからこの投稿をお読み頂くと伝わると思います😊

身体創り:デスクワークでの肩こり➡︎上肢と肩甲骨の重量差で起こる

 

先ほどの前鋸筋は、肩甲骨と胸郭を繋げる筋肉ですので、ここが働くことで肩甲骨と胸郭がまとまって働ける様になるので上肢を体幹で支えることができるようになります

 

4.痛みが起こった時は「対処」だけでなく要因を追求して「対策」をとることが大切

痛い時はどうしても「この痛みなんとかしたい😭」と思いますよね💦

それは自然な発想かと思います。ですが、痛み、となるとどうしても“突然現れた身体の変化”と捉えがちなのです。でもそうではありませんから、要因の動作を変えればその痛みは起きなくなります。

更に、身体の状態によっては痛みそのものの対処を行わなくても「要因となった動作」を止めれば痛みは起きなくなり自然と引くことが結構な割合であります。

・翌日には痛みは引いている

・お休みの日に痛みは感じない

・痛みが起こるのは仕事を始めて数時間経ってから

など痛みが仕事中だけで且つ時間が経って起こりだすのであれば尚のことその可能性は高いです。

 

繰り返し起こる痛みは必ず要因があります。

痛みを放置すると、過剰に働かせている筋肉が次第に硬さや癒着などにより“使えなくなる筋肉”になる可能性があり、そうなると他の筋肉が代わりに動作を行い始めてしまう「代償動作」が至るところで発生してしまいます。

代償動作が増えてくると、全身の筋肉バランスは一気に崩れますので今回のような動作と直結する箇所の痛みだけでなく、全身に痛みが発生し始めることにも繋がります💦

急に動いた、重いものを持った、など明らかに痛みが起きた要因の出来事が思い浮かぶ場合以外は、「持続的に負担のかかる使い方をした為に起こった痛み」ですので放置しないでくださいね。次第に痛みはなくなる、ということは残念ながらありませんので、気づいた時にすぐに対処と対策を練ってください👍

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