施術ノート

施術ノート:足が内側に入ってしまう、要因&対策

こんにちは😊

今回は、股関節内旋位に入ってしまう要因、内旋を改善するために必要なことを書いていきます。

1.股関節内旋

内旋、というのは大腿骨を内側方向に動かした肢位です。大腿骨が内側に入っている状態ですね。

骨状態はこの様になっています。

大腿骨が内旋位に入ると、大腿骨だけが内側に入るのではなく、仙骨前傾+腰椎過前弯、それに伴い寛骨も内側に入ります。

ですので、大腿骨を単に外に開く、外旋位に持っていけば良い訳でもなく、腰椎ー仙骨も整える必要があるわけです🤔

 

2.まずは使えていない腹斜筋を緩める・伸ばす・整える

内旋位の状態が続いたことにより、体幹の内外腹斜筋の引き上げによる筋コルセットが「使えておらず」硬くなっていたのでそれらを筋走行に沿ってまずは整えました。

この二つが使えていないと、体幹、特に腹部側は骨がないので潰れます。潰れるということは筋肉の働きはないといっていいので、潰れた状態で日々過ごしていれば硬くなります。硬さの程度にもよりますが、普段使えていないのであれば硬さは勿論のこと、その筋肉は「使えない状態」です。使えない状態のまま鍛え始めても思う様には筋肉は使える様になってはくれません。足や腕の筋肉は普段それなりに使いますので例え硬さがあった状態でも鍛えて力をつけることはできます。

ですが、腹斜筋は手足の筋肉と異なり筋腹があり縦によく伸縮する訳ではなく肋と背骨と骨盤が支えられている状態の時によく使われます。ですので、体幹が潰れて肋と背骨と骨盤が支えられていない状態で鍛えたとしてもそもそも働かないので使える様にはならない訳です。

え。腹部を支えているのが腹斜筋なので腹斜筋が使える様になるまでは骨格を支えられないので結局無理では?と思われたかもしれませんが、それは腹部を緩めた後に道具で肋と背骨と骨盤を固定させた状態で腹斜筋を使えば、その状態であれば使えば使うほど筋肉はつけられます

これが絵の通りに十分できない方は確実に、緩めてから鍛えたほうが良いです。これは断言できますので。

・・・この説明では恐らく理解できない、と思われる方の方が多いかと思います💦筋肉形状や特徴の違い、と思って頂いても良いです。ひとまず言えるのは腹部に関しては骨の状態を正常な状態にしてから鍛えることをお勧めします。わからない方は赤羽まで来てください。施術で筋バランスを整えた状態になってもらえればこの意味がわかりますから。筋肉の使い方も的確な働かせ方も一緒にお伝えできますので。

 

3.腰椎の動きを取り戻す

股関節が内旋位になってしまうのは、単に骨盤と大腿骨との関係性が崩れているだけではありません。骨は全て繋がっていますから一部が崩れていれば連鎖するように他も崩れています。股関節の崩れに大きく関与する一つとして挙げられるのは、腰椎です。

骨盤が前に倒れれば、仙骨が前に倒れるので腰椎も必然的に前弯します。股関節が内旋位になる方は、骨盤前傾ー腰椎過前弯、の場合が多いですね。座り続ける体制が多い方や、出産後に骨盤が整わず時間が経過してしまった方もこの状態が多いですね。反り腰と言われる状態もこの状態ですね。

腰椎の動きは骨形状的に、横の捻りはあまり出ず、前後の動きの方が動き範囲は広いです。

前弯過ぎても後弯過ぎてもバランスは悪くなりますので、軽前弯が一番負担ない状態でこれが中間とも言えますかね。

腰椎の動きを取り戻すには、腰椎だけ動かすのはほぼ無理ですので仙骨と一緒に動くようにする必要があります。股関節周りを動かすにはこの前後の筋肉をつける必要があります。

腰椎の動き、つまり脊椎の動きは、脊椎屈曲(背骨を前に曲げる)には腹筋群がメインで働き、脊椎伸展(背骨を後ろに反らす)には脊柱起立筋群がメインで働きます。

脊椎の動きなら保てている、と思っている方でも、腰椎の動きが出ない方、結構います。先ほどの動きでもあった、伏臥位で上半身を持ち上げる動きで腕が完全に伸ばせるほど脊椎を反らせられない方は腰椎の動きが出ておらず胸椎の動きでなんとか上半身を持ち上げている可能性が高いですね。

水色の部分が腰椎の可動に当たるので、ここが十分伸びないということは、普段腰椎の動きが出ておらずロックされていると言っていいですね。

腰椎の動きを取り戻すには、先ほど書いた腹筋群を緩めて伸ばして解すこと。その後に背部の脊柱起立筋群を緩めることです。腹筋群を緩めて伸ばすのも的確な方法であれば容易に緩みますので腹筋群を使えるように緩めたい方は一度直接お越しくださいね😊脊柱起立筋群もお越し頂くのが緩めるには最短ですが、緩める機序としてはこちらをご参照ください。硬さが蓄積する前でしたらセルフケアでも整えられると思います。Instagram

緩めて整えた後は、下腹部である内腹斜筋下部を使える様にして骨盤を支えてあげることです。

骨盤というより、仙骨を支えることでその上に連なる腰椎が動ける様になるので仙骨を支えるのを目指すのです。仙骨を支える力をつけるにはこちらをご参照ください。座位姿勢についてですが、内腹斜筋がどう働く様になるのかなども書いていますので。

仙骨が支えられれば、腰椎が過度に前弯することはなくなります。仙骨が支えられず傾くことで腰椎も前後に振られてしまう訳ですので、仙骨が中間位に保てればその上に重なる腰椎は骨の形状に沿って自然と軽度前弯位になってくれます。

仙骨が支えられる様になれば、腰椎を動かせるようにしていくといいですね。腰椎の動きはこのライブをご覧いただくのが良いですね。

画像では恐らくわからないと思いますので😅ぜひ動画をご覧ください〜🙋‍♀️

 

4.内転筋群と閉鎖筋群

仙骨が立てられれば閉鎖筋群は自ずと使われるのですが念の為記載します。仙骨を立たせるには、内腹斜筋下部と大臀筋の連動が不可欠ですが、これらが働くのであれば腹部のインナーユニットが働きますので閉鎖筋群は自然と使われるようになります。

閉鎖筋群が使われているか、大臀筋と内腹斜筋が働き背骨が支えられているか、はバランスディスクに乗ってみてください。容易にバランスが取れ、上肢や体幹を動かしてもバランスを崩すことがなければ十分に働いていますから。

こういった物に乗れるか乗れないか、はバランス感覚、と思われがちですが、この程度の不安定さであれば乗ってバランスを容易に取れるか否かは筋肉です。バランス感覚が欠如されていてこれに乗れないのであれば、平地でも自分の身体の傾きがわからないはずですので。自分の身体の傾きはわかって感知できている、だがその傾きに合わせて身体を保つ筋力がないのでふらついてしますのですね。これに容易に乗れるか乗れないか、は普段如何に筋肉を使って姿勢を支えているか否かの問題になりますね🤔

 

閉鎖筋群の他には、内転筋群ですね。

これは言わずもがな大腿骨を骨盤に内側から引き寄せる筋肉ですのでこれが働いていないと大腿骨は内旋、内股の肢位になってしまいます。

内股を改善するのであれば、正直言って内転筋群だけ鍛えても意味はありません。これは断言できます。

今まで書いてきた通り、内股、内旋位になってしまっているのは内転筋群の弱化だけでなく、脊椎の可動や仙骨の支えなどがなくなり骨盤が倒れて下腹部と臀部の支えがなくなり、内転筋群が使えなくなっているからなので大元を改善しない限りトレーニングで内転筋群を鍛えても問題可決には至りません。まずは、脊椎と仙骨の支えを復活させること、そして腰椎を重点的に脊椎の動きを復活させること、その上で内転筋群を使うように身体に叩き込ませてください😊

筋肉は、使わないと使えるようにはなりませんし、「使えるようにする」のは施術者ではなく自分自身です。施術者が行うのは整えることと、使えるようにするための動作・姿勢分析と使うためのヒントの提示、です。整えれば勝手に筋肉は働くようになりますが、それは整えた直後の状態であれば、の話です。施術後にこれまでと同じような使い方をすればヘタをすれば数日で再び同じ状態に戻るかもしれません。それほど、これまでの使い方はオートモードで身体に染み付いているんです。その使い方の癖をご自身で止めない限り、せっかく整えてもすぐまた硬くなり使えなくなります

 

使い方を自分の意思で止める、変えること。そして、再び硬さが蓄積されないよう整え続けること

厳しいことを言うようですが、一度徹底的に緩んだのであれば、再び硬くなったとしたらそれは自分で、自分の使い方がそうさせているのです。こうやって考え方を、結果の起点を自分に戻すことではじめて“思い通りにならない事態”は止められますから。

その上で、ご自身で身体を使い方を管理した上で、身体の結果の原因を自分に置いて実践してみたうえで、どこがどううまくいかないのか、これを試してみてこうだったがもっと良い方法はないかと思っているがどうか、などご相談頂けるとお求めになっているプラスの情報を提示することができます✨

私も施術者であり、自分自身の身体を自分で管理する者です。みなさんと変わりありません。だからこそ言えるのです。自分の身体の管理者は自分自身であって、施術者ではない。管理権を放棄し施術者に任せようとした瞬間から自分の思うような身体にしていくことはできなくなってしまいますので、どうか管理権を放棄しないでください😊

 

自分の身体を動かしているのは自分、施術者ではないです。自身を管理者とご自分で請け負えれば、外から施術者ができることはまだまだありますので、施術者は「協力者」だと思って頂き、専門知識やこの眼を存分に使ってください。とわいえ。使うには、まずはご自身でご自身の身体がどうなっているのか、そしてどうして行きたいのか、今何ができていない、何がうまくいっていないか、をこちらに共有して頂く必要がありますのでそこは私もお力添えはしますがある程度ご自身で考えて頂く必要があります。

ですが!ブログの内容の通り、提供できる知識や視る目は日々研鑽を重ねていますのでお力になる準備はできておりますよ😊私の持ちうる知識や視る眼はご自身の身体の為に如何様にも役立てて貰いたいと思いながら日々力をつけておりますので、ぜひ存分に頼ってくださいませ✨

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