1:腕を斜め後ろに上げた時の肩の痛み(場所を特定できない痛み)

こんにちは😊

ノーマルblog、久しぶりの投稿です✨

今日は、腕を斜め後ろに上げた時の肩の痛み、です。

1.痛みを探るときのポイント

肩に限らず痛みの要因を探るポイントとして一つあるのが、

ピンポイントで痛いor痛みがどこかわからないが痛い

この違いは要因を探るための重要な主訴となります。

 

前者の場合は、痛む場所にある組織が要因となっている場合が多く、

後者の場合は、周囲一帯の連動性の不具合など要因が特定の組織に限らないことが多いです。

 

ピンポイントで痛みを感じる場合は、痛む場所の組織をチェックしてみてください。

組織というのは、筋肉・靭帯・関節包・皮膚・筋膜・結合組織、のことを指します。筋肉以外にも組織はたくさんあります。

動かすと痛いのか、静止していても痛いのか、刺すように痛いのか、伸ばされた感覚の後に痛みがくるのか、など痛みの状況によってもかなり絞れますのでこれはケースバイケースですね✨

痛みが特定できない場合は、痛む箇所に捉われず、その辺り周辺の硬くなっている箇所、伸びにくい箇所、筋力が低下していそうな箇所などを目安に探ってみてください。

この場合、全身に要因が渡っている場合もあり、要因箇所も複数となる場合が多いですのです。かなり時間はかかりますが💦、可能性を一つ一つ潰していくのも手です😊

 

2.肩は”しっかり”動いているか

よく、挙げた時の痛みを訴えている方で多いのが、肩と腕を挙げているつもりでも可動域いっぱいに挙がっていないことがよくあります。この動きの制限こそが今回の要因に繋がっています。

こちらの画像をみてください。

 

挙げられている、と思っていても画像右側の状態になっている方はとても多いです。

これは、挙げられてはいますが可動域最大までは動かせていません。日常生活で問題が起きないと可動域に制限が起こっているなんて気づかないものなのです💦

この右側の画像の状態になると、

肩を動かした時の痛み

に繋がりやすくなるだけでなく、硬さが進んでしまうと「凍結肩(四十肩・五十肩)」のリスクが高まります。予備軍と言っても差し支えないと思います😅

この状態がまさに今回のケースの痛み要因でした。

 

3.制限と痛みの要因

肩周り背部の筋肉はこの様になっています。

筋肉

先ほどのポジションまで動かない要因となりやすい筋肉をそれぞれ見ていきます。

①広背筋

最表層、広背筋。

こちらが伸びなくなると腰も痛くなりますので腰も痛い方は要注意です!

③三頭筋

次に上腕三頭筋。

こちらも気づかずに短縮し伸びなくなっている筋肉です。三頭筋が短くなっている場合は、ほとんどの場合対となる上腕二頭筋の根元も硬くなり短くなっていますのでどちらも緩めて柔軟性を復活させる必要がありますね🤔

③大円筋・小円筋・棘下筋

お次は、中間層と深層の筋肉です。

深層にあるのが棘下筋・小円筋。

大円筋も同じ走行を辿りますので深層、中間と分けられないのですが一応働き区分が違うので別にしておきます😊

これは・・・相当気をつけている方でないと気づかないと思います💦

肩凝り、首凝りを感じている方はほぼほぼ硬くなっていると思って頂いても良いくらい皆さん硬いです。

棘下筋と小円筋はローテーターカフと言って、上腕骨を肩甲骨に引き寄せていてくれる関節の「安定」にも作用する筋肉なので、普段意識して腕をあげることがない、回すことがない方は硬くなっていると思います。

④前鋸筋

この前鋸筋は・・・

肩周りの痛み、違和感、首の痛み、違和感がある方はほぼほぼ硬いです。痛みや違和感がなくても硬くない方、、、あまりいないかもしれないですね💦

相当気をつけている方は緩くなっていると思うのですが、この筋肉腕や手を使うときは確実に働いている、脇を締める筋肉なのです。

腕や手を使う時は肩甲骨を引き寄せて肩周りを安定させる必要がありますから、硬くならないわけがないのですよ。現代の生活上硬くなりやすいベスト10に確実に入る筋肉だと思います。

 

他にも挙げたらキリがないので笑、ここら辺りで終わりにします😁(前面も要因として勿論引っかかること多いです!)

これらの筋肉が短くなる、硬くなると上腕骨と肩甲骨、肋骨と肩甲骨の動きを妨げますから肩周りの痛みとして現れてきます。

 

他組織

筋肉以外の組織も勿論要因として引っかかってきます。

動きの悪さは筋肉だけではなく、靭帯や関節包、筋膜、皮膚は勿論のこと、筋肉や靭帯などの間を埋める様にして安定の役割を担っている結合組織も無数に存在します。

例えば、これらのストレッチを十分にしてもよくならない場合は結合組織に要因が潜んでいるかもしれません。

よくみられるのは、この辺りでしょうか。

肩甲骨の下の、広背筋とぶつかる部分は脂肪性組織と言って本来は滑りを良くするために結合組織が存在するのですが、動きが少ない・スポーツなどで負荷をかけ続けてストレッチの量が足りない、場合などはとても硬くなりやすい箇所です。

 

硬くなる部分は、負荷のかけ方や普段の動かし方、使い方の癖に大きく起因しますのでみなさん本当異なるのですよね。

ここが!?こんなに硬くなる!?など毎度冷静を装っておりますが😁、驚き隠せないこともあります。

 

4.まとめ

ピンポイントではない痛みを感じた場合は、

肩甲骨と上腕骨を繋ぐ筋肉

肋骨と肩甲骨を繋ぐ筋肉

をまずチェックしてみてください✨

そこから、ケアしてもよくならない場合は、

靭帯・関節包・筋膜・皮膚・結合組織をチェックしてみてください。

筋肉以外はチェックが難しいと思いますのでその場合はご相談くださいませ😊

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