お誕生日ですね。天皇誕生日。
「天皇の望ましい在り方を求めながらその務めを行い今日までを過ごしてまいりました」
一人一人、在り方、生き方、色々です。
その中で、生まれた時から進む先が決まっている人生、どんな人生なのでしょうね。そんなことをふと思いながらお言葉を聞いていました。(すいません、誕生日会見をちゃんと注視しながら聞いたのはこれが初めてでした)
さて。
先日お越しのお客様。
筋肉のことをとても気にしておられました。
お聞きしたところ、からだの痛みに伴いからだに関して色々と情報を得られたそうなのです。
その中で、「筋肉」ワードを沢山キャッチしたとのこと。
よくよくお聞きしたところ、”「筋肉がない」こと”を心配しておられました。
「大丈夫です、あります。使ってないだけです。」
と、お伝えしたら安心しておられました。
これ。
何を言いたいか伝わるでしょうか。
情報、言葉が広がるけれど、果たしてその言葉の意味は本当にちゃんと伝わっているのだろうか、ということを伝えたいのです。
「筋肉がない」
この言葉。
筋肉がない・・・。
どういうこと??
本当にないの?
ない、って何!?
もう遅いの?
・・・。
んなこたー、ない。わけです。
言葉、って捉え方一つですよね。
筋肉がなくなる、なんてことは勿論ないのですが、なぜ、ない、と表現されるのか。
「筋肉が使えていない」状態を、「筋肉ない」と表しただけなんだと思うんですが、本当に無くなってたら恐ろしや、ですよね。
あ。
70、80歳以上になってくると、確に筋肉そのものが細くなりペラペラな状態になり筋力の低下が著しくなることはありますが、
50、60歳で、動きに何も支障がなく立ったり歩いたりスムーズにできているのであれば筋力が低下、と言うより使っている筋肉が偏っていて使えなくなっていることが多いです。
筋肉はしっかりしています。触れた感覚も別物ですから。
筋肉が細く強度が低下する前に満遍なく使えるようになると良いですよね。
あと。
「筋肉がない」から「筋トレ」
これも。ちょっと安易だなー、と。
どこの筋肉がないの?
なんでないと思ったの?
・・・
以前も書いた気もしますが(●´ー`●)
目的がすっぱ抜けてるのでは、と思ってしまうのですよね。筋肉をなぜ鍛えるのか?そもそもどこの筋肉をどう鍛えるの?
目的は人それぞれです。
まず、なんのために筋力をつける必要があるのか、どんなからだを目指しているのか、そこが大事だよな、と思うわけです。
そう言ってしまったら、そんなの難しい、そんなことまで考えなくても、と言われてしまうかもしれませんが、それがないと何をするのかも定まらないかなー、と思うんですよね。
例えば・・・
痛みが起きた。
痛みの根元を突き止め、偏った使い方によって硬くなった筋肉を緩めて痛みを取り除く。
取り除いたらそこで安心、ではなく、再び偏った筋肉の使い方をしないように、バランスよく筋肉を使う。
その為に、今まであまり使ってこなかった筋肉を使っていく。
今まで使ってこなかったので、使えるように鍛える、と言うより意識して使えるようにする。
筋肉を鍛えて、どの筋肉もバランスよく使って、年齢を重ねても痛みや違和感の起きにくいからだを作る!
これが、目的、になるかと思います。
ダイエットの場合は代謝を上げる為に筋肉を使っていく、だったりするかもしれません。
安易に、世の中で、「筋力をつける」と言われているからひとまず、と言うのも取り掛かり易さとしてはいいのかもしれませんが、闇雲にやるのと進む先が決まっているのとでは結果は全く異なりますよね。
難しいことではなく、
どんな状態にからだをしていくのか、
その為に今何をしたほうがいいのか?
を少し考えてみると良いのかな、と思います。
因みに。
そのお客様は、
「筋肉はある、ただ偏った使い方をして使えていないだけ」と言うことを知り、
その使えていない筋肉を使うことで痛みが起きないからだを作れる、
なのでその筋肉が使えるような動きを知った、
やってみます、と帰られました。
痛みはこちらが施術で取り除くアプローチができますが、
偏った使い方を整えて理想のからだの状態を作る⇨筋肉の使い方のバランスを整える、のはご自身で地道にやって頂く以外方法がないのです。
使いやすく、はできますが、ご本人が「意識して使い方を変える」ことをしなければ変わらない、脳みそはそんなに単純じゃないよ!ということですね。
なので、からだに定着するまで、
硬くなって⇨緩めて⇨硬くなって⇨緩めて⇨おっ、使い方変わってきたから硬くなりにくくなった!⇨緩めて⇨更に硬くなりにくく!姿勢も変わってきた!⇨緩めて⇨いいからだ、キープできてきた!
と、繰り返しでからだが覚えていくんですね。
スポーツと同じですな。
ご自分のからだには、今、何をしてあげたらいいのか。
そこをぜひ知ってから、対策を立てて行ってもらえたら、と思います!
fumi
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