姿勢

あれっ!姿勢良くなってませんか!??

1.からだの変化

木曜日ですね。

木曜日は午後からなんです。なぜかと言うと・・・水曜日自転車125分こいで、子どもを抱っこしたり遊んだり、お母さまの話を聞かせて頂いたり、いつもとかなり違う流れなので心身共に・・へばるのです笑

月曜日は違いますよ。月曜午前は訪問なので午後からなんです。そんな、木曜で、木曜は静かに過ごしております。

ところでなのですが、部屋の暖房、つけていますか?

この時期になるといつもそうなんですよ。

「ここでつけたらきっと2月は耐えられない」

本日、お客様に唐突にお聞きしたところ、まだつけていないとのこと。真冬に耐えられない気がする、と話すと同感頂きました( ´ ▽ ` )♪そうか、良かった笑 

あ、お店はついていますよ。アウターの下が半袖でも大丈夫ですよ。私も半袖ですから。

この季節、寒さと共に筋肉も硬くなりやすく、からだが丸まりやすくなりますよね。

肩甲骨を動かす機会も減るからなのか、肩周りが硬い方が増え、それと共に腰への負担も増えていきます。

そんな中!

継続してメンテナンスにいらして頂いているお客様が・・・今日。。。

「姿勢すごい良くなってる!!!」

驚きでしたよ。

まさに、これでした。

痛みは取れていたので、再び痛みが起きない様についている姿勢の癖を整えていきましょう、とお話させて頂いたのが前回、一ヶ月前。

じわじわ変わっていく方はたくさんおられますが、元々かなり胸郭が丸まって肩が内に入っていたせいか、凄く変化したのですよ!

前回から今回までのおからだの変化をお話頂いている中、私は姿勢が気になって気になって仕方なかったんです。お話頂いた後に、

「姿勢、凄く良くなりましたね!」

とちょっとテンション高まりお声がけすると、「そうですか?」と。

なんと(* ̄▽ ̄*)ノ” 

ご本人気づいていらっしゃらない笑

長時間同じ体制だと痛いけれど続くわけではなくなったそうで、痛みの起き方と力の抜け方が圧倒的に違うので、もうこれはこちらからのアドバイスをコツコツ継続された結果の何ものでもないのですよね。

状態が明らかに良くなっていることへの嬉しさと、伝わったことへの嬉しさとどちらもでした。

痛みが戻ってしまう、これを変えるには私だけの力ではどうにも出来ないことがあり、それが日々培われている「癖」なんですよね。そこが変わらなければイタチごっこになってしまうんです。

そして。

女性で身長が高い方ですので、背筋が伸びると更にかっこよく素敵になるんですね。目線が変わりますからね、何と言っても。前を凛と見れる様になるというか。姿勢で(それだけではないとは思いますが!)表情も変わるんだな、と勝手に感じておりました。

モデルさんがオーラがあり出で立ちが素敵なのは姿勢の良さ、がありますよね。たたずまい、これが素敵なだけで人からの見え方も格段に変わります。

人からの見え方が変わると世界の見え方も変わりますよね。

私も今頑張っておりますよ。からだが緩いことを言い訳にさぼっておりましたが流石に頑張ろう、と。歩きながら、こことここの筋肉を使って骨盤を立てて・・あ、体重が左右バランス悪くなってきたな・・・とブツブツからだと会話しながら歩いています笑

2.何を変えたのか?

で。

今回何を変えていらしたかというと。

「骨盤を立てる」

です。

立てる、とはどういう事をいうのか?

それは、傾いていない、という事です。

単に立てる、とか真っ直ぐ、と言うとどの位置が正しい?と良く聞かれますので、要は、傾いていない、ということだよな、と思いまして。

揚げ足を取っている訳ではありませんよ、こちらの図を見てみてください。

左が前に傾いている図で、右が後ろに傾いている図です。

真ん中は比較的骨盤が立っている図ですね。

この図を参考に、ご自分のからだを鏡で見てみてください。その鏡に映ったご自分のからだをスケルトン状態にして、骨をイメージしてみてください。

ちょっと難しいですかね(●´ー`●)

でしたら、骨盤の延長線上に頭蓋骨が乗っているか、見てみて下さい。

骨盤が傾いて倒れていたら頭蓋骨は骨盤からずれた位置にあるはずです。

骨盤が傾くと、骨盤から上はグラグラと不安定になり、重い頭蓋骨を落ちない様になんとか支えようとして脊椎が後ろに弧を書いたり、前に弧を書いたりと、どんどんS字状に潰れていきます。全体的にからだが縦に圧縮されていく感じですかね。

こういう状態を、猫背、と呼ぶ訳です。

反り腰も骨盤の傾きに乗じてなんとか体幹と頭蓋骨を支えようとして、腰を反らせ臀部を突き出し胸を張りバランスを取ります。

骨盤を立てる、傾かない状態を作ることは、不必要な力を使わず骨格の元来もつ特徴を使って一番エネルギーを使わずに姿勢を保つ、方法でもあるんです。

ここで言うエネルギーを使わない、と言うのは、本来使われるべき筋肉を使い、使わなくても良い筋肉は使わない、と言うことです。

そうすることで、肩が上がってしまうこともないですし、首に力が入り続けてしまうこともなくなる訳です。

因みに。

今回は「立位」に関してのみ書いていきますね。

これが「座位」、座る姿勢となるとまた骨盤と筋肉との関係は大きく変わり、より一層骨盤は立てにくくなりますので、比較的骨盤を立てやすい「立位」にのみ焦点を当てて書いています。

あ、もう一つ。

先ほどの図を見てお気づきになった方もいるかもしれません。

ピンクの破線。この破線をからだの重心の軸としてご自分のからだに投射すると・・・少し後ろ寄りだと思いませんか?

施術後は、各筋肉が本来の緩さになっているので姿勢を整えやすくなっており、自然と骨盤を立てやすくなるんです。そこから、力を入れるポイントや、その方に合わせて整っている姿勢をお伝えさせて頂きます。

骨盤を傾けて立っていた頃の癖がついていると、大抵は重心の軸は比較的前に位置しています。前側は内蔵も集約されているので、そこに頭蓋骨の重さも乗ってきてしまうと全体的に前重心になるんですよね。ヒールを履いている女性の方もないやすいですね。

前重心の時の感覚で立つと再び骨盤が傾いてしまいますので、正しい重心の位置をこちらから支えながら感じて頂きます。

そうすると、皆さん驚かれつつ少し不安そうな顔をされます。

「結構後ろですね・・」

重心軸が変わると”倒れるんじゃないか!?”と脳みそが察知して抵抗したくなるんですよね。それと、ほんの少しの変化でも、体感としては”かなり変わった”と感じるんです。

ちょうど、両足の土踏まずの一番凸になっている部分を繋いだ真ん中、にこの軸がくる感じですかね。

この位置に重心軸を感じられると、自然と骨盤の延長線上に頭蓋骨が来てくれて、その状態を維持するために各筋肉が働き始めるんです。

初めはきっと、軽く筋肉痛になると思いますよ。

今まで使っていなかった場所をかなり使いますから!

3.骨盤を立てるコツ

まずは、

先ほどの骨盤の延長線上に頭蓋骨を乗せるイメージを持って見てください。

重い頭を支えるのは結構筋力いる訳なので、まずはイメージしてからだをどうしていくか、は大事です。

骨盤を立てるためにどの筋肉を意識するか、ですが、それはこちら。

内転筋群

内転筋群

骨盤を立てる、と言う状態は骨盤だけ意識してもなかなか変わりません。骨盤というのは、骨盤に繋がる足の筋肉、骨盤内の筋肉、骨盤を引き上げる体幹の筋肉が働いてこそ、立たせることができます。

このどれかが欠けても骨盤は立ちません。

立つ、となるとからだの上だけなんとかしても変わらないので、力の支点でもある下から、まずは力を入れていきます。

足首の位置など本当は色々あるのですが、ややこしくなるので飛ばしますね(●´ー`●)

内転筋の使い方は、足の中央にチャックがついていると思って、下からチャックをジーっと閉めて足を締める!です。

単に内側を使うわけではないんです。下から上に引き上げる感覚、これが大事なんです。

内転筋を使える筋肉にするにはこの動きがお勧めです。

お客様曰く、つま先立ちはちょっと難しい様です。私の様に筋肉にスパルタしたい方はどうぞ。

骨盤底筋群

次は、骨盤底筋群です。

この筋肉は、骨盤の底面を占める筋肉で、お尻の穴をぎゅっと閉めた時にかなり使われる筋肉ですね。使い慣れていないと上手く力が入りにくいかもしれません。

内転筋群が働き、この骨盤底筋群が働くことで骨盤を上に引っ張り上げる為の安定性が高められるのです。ここが働かないまま骨盤を立てようとするとますます反り腰になったり、不安定さがまして体幹を支えにくくなったりします。

内転筋群のチャックを閉めたら最後にお尻の穴をぎゅっと閉めて骨盤を引き上げてください。

ここまでできたら、あとは腹部の筋肉を使って体幹が倒れない様にするだけです。

腹部の筋肉

骨盤が傾く要因として、股関節が詰まってしまうことも挙げられます。

座り続けると股関節は曲がる方向ばかりに力が使われ、伸ばす方向に筋肉を働かせることが難しくなります。そうすると、骨盤は常に傾いたままで、腹部の筋肉は使われずに硬くなっていってしまいます。腹部がパツパツの方はこちらもお読み下さいね。

内転筋群を使い、骨盤底筋群にも力が入り、腹部の筋肉を使って体幹を引き上げられると骨盤はもう傾きようがないわけなのですよ。

腹部の筋肉は、外側から順に、

①外腹斜筋

②腹直筋

③内腹斜筋

④腹横筋

となっており、腹横筋を取ると腹腔内で内蔵になります。

鍛え方は色々ありますが、今回は骨盤を立たせるためにどうするか、ですので腹部の筋肉は、上に引き上げる、これだけです!

が、これが結構難しいわけですよ笑

腹部の筋肉だけ意識して引き上げようとしても、骨盤から下の筋肉に引っ張られてなかなか力が入りませんので、先ほどと同じ様に、

チャックを下から閉める様に内転筋群に力を入れ、

お尻の穴をぎゅっと閉める様に骨盤底筋群に力を入れ、

その流れで腹部の力を使って骨盤を引き上げるのです

難しい場合は、腹部に手を当てて、手を上にスライドさせてスライドに合わせて腹部の筋肉を上に力を入れてみて下さい。

×お腹を引っ込める、ではないですよ。

引き上げる、です。

骨盤と、肋の間を広げる、感じですね。

あ、両手を耳に沿って上に挙げてみて下さい。そうすると、自然と腹部が上に引き上げられます。引き上がったら、腹部の力は抜かずに両手を降ろして下さい。

どうですか?

腹部、引き上がっていますよね。先ほどの流れに加えると、

チャックを下から閉める様に内転筋群に力を入れ、

お尻の穴をぎゅっと閉める様に骨盤底筋群に力を入れ、

両手を耳に沿って上に挙げて、腹部の力を抜かずに両手を下ろし、

腹部の力を使って骨盤を引き上げる

ですね!

これらの筋肉は意識して使わないと、自然と自然と、使わない様になります。

ですので、使える様になるには、日々、コツコツと地道に意識して使っていくことが大切です!

歩いている時、電車の中で立っている時、レジで待っている時、料理をしている時、などなど、立つ場面はたくさんあると思います。その都度都度、使う様にすると、次第に使うことに慣れて力を使いやすくなります。

そうすると、自然と胸郭の力も抜け、肩も下がり、首の力も抜け、腰への負担もかかりにくくなり、外側にかかりがちな足の力もかかりにくくなり、良いことばかりになります!

骨格に沿った筋肉の使い方こそ、負担のないからだ。そのからだこそ痛みのないからだで、動きたいときに思い切り動けるからだ、なんですね。

単に姿勢良く!と漠然と正そうとするのではなく、適した筋肉を骨格に合わせて使い、整ったからだを創ってみて下さい。

そして。

筋肉を使う前に、使い易くする様にまずは緩めるですよ!

挫折する一番の要因は、筋肉が使い易くなっておらず、どう力を入れたらいいのかわからず漠然と外見だけ正そうとしている、からです。

まずは筋肉を緩ませて、自然と力を入れられる状態になって、あ、これが整っている姿勢か、とわかった状態でコツコツ力を使っていくことです。

長年の癖で使われ偏った筋肉は、まずは緩めましょう

緩めることに関しては、勿論当院にお任せ下さい!

fumi

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年度内の営業は12月30日まで、年明けは1月4日から営業開始します。ご予約は早めに。

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