姿勢

身体創り:“よい”姿勢とは、何をもってよい姿勢なのか?

こんにちは😊

よい姿勢、は何を持ってよい姿勢というのかをサクッと書いていきます。この投稿、というよりこの今後の投稿で使っていきたい内容なので一投稿として書いてみようと思いました。

 

1.身体全てで「ひとつ」単一筋肉はあくまでパーツ

身体創りに辺り、とても重要なことは身体全てを「ひとつ」として捉えるということです。

筋肉単一ごとに身体を見ると、動きや姿勢は繋がりを持ちませんが、全身を一つの器として、一つの物体として捉えると、動きや姿勢は繋がりを持ったものとして捉えることができます。運動をされている方であれば『運動連鎖』『キネティックチェーン』という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?

単一の筋肉それぞれの動くことで筋膜がそれらの動きを繋げる働きをすることで複数の筋肉の動きが連なり「動き」が発生する、という考え方です。運動連鎖は、筋肉・筋膜に限らず、骨や皮膚、身体全てに及びます。一つの物体として捉えることで、身体という器をこの重力下においてどう支えているのか?という視点で姿勢や動きを分析することができます。

 

2.「よい姿勢」は『何のためによい姿勢なのか』?

情報の影響なのだと思いますが、「これは良いですか?悪いですか?」と姿勢や動作、ケアやトレーニング方法、道具の使い方に良いてもお聞きになられる方が多いですが、ズバッと切ってしまう様ですが身体に『良い悪いはない』『正解不正解はない』これが全てです。

私がこんな返答をするので、質問をして頂いた方は思わぬ回答だったからだと思いますが「え・・・」という顔をよくされてしまいます😅

良い悪い判定の質問であっても、その質問意図は本当は、ケアやトレーニング方法や道具であれば、求めている結果や身体創りには効果があるのかないのか、を聞きたいのだと思いますし、動作であればより動けるためには何を変えたら良いのか?だったりしますし、姿勢であれば「疲れにくい姿勢」「痛みの起きにくい姿勢」にするにはどうしたら良いのか?という意味で質問されているのだと思います😊

私も、時間がない時は質問背景を読み取ってお望みの答を返すことはありますが、大抵は「良い悪いはないです」と返すようにしています。良い悪いで身体を精査する癖がついてしまうと身体創りが情報任せ、他人任せになってしまいますから。その上で、ご自身で自分の身体について考える力をつけてもらいたいのであえて遠回りに質問返しをしてご自身に質問を深堀してもらうようにしています🤔

(余計なお世話ですが、整体や接骨院やスポーツのレッスンなどでも、自分が求める答を得るためには質問はより具体的に、こちらの質問した背景など質問の意図を明確にした上で聞くと求める答えが返ってきますよ☺️)

 

話が逸れましたね💦

「何のためによい姿勢なのか」こちらを見てください✨

〈猪飼〉
①力学的にみて安定であること
②生理学的にみて疲労しにくいこと
③医学的にみて健康であること
④心理学的にみて気持ちの良いこと
⑤美学的にみて美しいこと
⑥作業能率からみて能率のよいこと

〈Steinhaus〉
①easy(楽である)
②non-tiring(疲れない)
③ready to move(動きやすい)
【引用:スポーツ・バイオメカニクス入門絵で見る講義ノートp.34】

この様に表現される様に、ある決まった「よい姿勢」というものがあるわけではなく、あくまで身体がこのような状態であることがよい姿勢、という訳なのです。よい、は良い、ではなく負担がない、という意味なんですね。言い方を変えたらいいと思うんですよね、世の中の。よい姿勢ではなく、負担がない姿勢、と🤔いつから良い悪いになってしまったのか😅

恐らく、「良い悪い」で判断できた方が「頭を使わなくていい」からそのように考えたい、その二択に当てはめた方が楽だから、というのは大きいと思います。正解がない、というのは、考えることがたくさんありそうで難しそう、と思いそうですが、本当はその逆です。一つしか答えがなくなってしまうと、それ以外を排除しなくてはならなくなるので応用が効かなくなる。この世の中に全く同じ身体の創りで、同じ身体の使い方をして、同じ癖を持っている、なんて人は一人もいません。それぞれ人によりその人だけの負担のない姿勢がある、からこそ身体は常によい状態でい続けることができるのです。全ての動作や姿勢に正解である良い姿勢や良い動作があるとなると、それに自分を当てはめなければならなくなってしまうので、その方が苦しいですし。これは身体のことに限らずですね〜

因みに、上記のeasy(楽である)というのは姿勢を崩して筋肉を怠けさせることではありませんよ😊結構、楽な姿勢=寄りかかるなどのグータラ姿勢と捉えがちですがこれはあくまで身体が楽である、負担がない、という意味です。

 

3.自分の身体にとっての自分だけの負担のない姿勢・使い方を見つける

負担のない姿勢も「自分にとって」が本当に重要です。なぜなら、使い方、どう使うのかが違うからです!

筋肉の質も量も違いますし、重さも違う、内臓状態も勿論違う。その上で24時間の中での使い方も全く違う。そうなってしまうと、一辺倒の「これなら身体は疲れない!」といった方法では擦りはするかもしれないけれど何か違うな。。となってしまいます。

とは言え。

ゼロから考えるとなると何を指標に考えていけば良いのか迷ってしまいます。ですので、自分だけの負担のない姿勢を考えるためには①解剖学的・運動学的に「身体の構造」を知ることか、②「今の自分の身体がどうなっているか」を知るか、どちらかから攻めるか、です!

①は、骨や筋肉、筋膜、身体がなぜそのように成り立っているのか、どうやって重力に抗して姿勢を保持できているのか、なぜその動きになるのか、などから紐解いていく。②は動作分析・姿勢分析を通して外から評価するか、身体感覚(固有覚)から、動きや姿勢を感じながら中から評価ううるか、筋肉状態を触診しながら全身バランスを見ていくか、ですね。

このブログやインスタ投稿は①と②の一部を目的に書いていますからそれらを参考にしてもらうか、本などから知識を得ていくのが手っ取り早いですね。

一番は①、②双方から攻めていくことなので、これこそ整体を利用して頂くのが手っ取り早いと思います✨例えば・・、一般身体構造的には・・、よりもあなたの身体は今こうで、そこを目指すにはこことここをこのように、と具体的に攻めていくのが一番近道ですからね😊!

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