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こんにちは☺️
今回は、呼吸と肋骨の柔軟性低下についてです✨
呼吸には横隔膜の働きも重要なのですが、今回は肋骨上部側についての内容です。
1.肺と肋骨の関係
呼吸は、ご存知の通り肺に空気が出し入れされます。柔らかい肺を守るために肋骨が周りをガードしてくれています。
空気が肺に入ると、上部は前、下部は横に開き肺の動きを妨げないように動いています。
【引用:運動器の臨床解剖アトラスp.306】
骨は単体では動きませんから、この動きを担うのは筋肉💪です。
これらの筋肉が肺の拡張⇔縮小に合わせて動いてくれるので、肋骨の隙間が広がり⇔狭まり、充分に空気を循環させることが出来ます。
2.肋骨の動きが妨げられる要因は?
この筋肉の動きが妨げられ肋の動きが制限されていると、肺の機能は正常なのに肺の外枠が広がりません。
その為、肺自体も充分に拡張せず、充分に空気を出し入れすることが難しくなります💦
肋骨の動きを妨げるのは、肩周りの筋肉+肋骨の表層にある筋肉の硬さです。
肩周りの筋肉
肋骨の上には肩甲骨-鎖骨があります。
肩甲骨と鎖骨は肋骨と骨同士の連結はしていないので、本来ならば互いの動きを妨げ合うことはないのですが、
この様に、肩甲骨と肋を繋ぐ筋肉が硬くなることにより動きを妨げ合う関係になってしまいます。
体幹を支える筋肉が弱い・使われていない場合に、肩甲骨が前方にスライドしてしまい、肩周りの筋肉は緊張し続け肋の動きを制限し始めます。
腕が体幹より前に出ている方は、肩周りの筋肉の硬さにより肋骨の動きが制限され呼吸が浅くなっている可能性があります😊
肋骨の表層にある筋肉
先ほどの肩甲骨の前方への滑りと関連があるのですが、肩甲骨・鎖骨と肋を繋ぐ筋肉の硬さによっても肋骨の動きは制限されます。
大胸筋、その下にある小胸筋はダイレクトに肋骨の動きを制限しますのでこの辺りをしっかり、十分に、緩ませることで肋骨の動きは格段によくなり呼吸が深くなりますよ✨
お試しケア
試しに、こんなセルフケアをやってみてください♪
(下記の数字をクリックして頂くと、該当のYouTube LIVE箇所に飛びます)
0:58:28-Q前鋸筋を突っ張った感じを解消するには?
0:56:42-◉-2肩甲骨後ろに引けない😭方はこのケア✨
1:03:06-Q胸の真ん中の硬さをケアするには?
まとめ
呼吸、と聞くと「横隔膜」に焦点が当たりやすいですが、肋骨全体の動きも呼吸の深さと大きく関連します。
現代の生活では、背中を丸める姿勢を取りやすい環境下にありますから、
肩周りの動きが減る
↓
肋骨の動きが妨げられる
↓
肺の動きが制限される
↓
呼吸が浅くなる
ことが容易に起こってきます。
呼吸が深くなることで苦しさの改善だけでなく、自律神経を整えることにも繋がりますし、脳を休めることにも繋がり、全身の筋肉の緊張を緩和することにも繋がります。
気分が高まっている、脳が活発になりすぎている場合にも、深い呼吸は大事ですので呼吸がしやすい身体であるかも気にしてみてくださいね☺️
セルフで胸周りをケアしているのになかなか変化が起こらない😭方は、肋骨の動きを引き出すには、肩周り、腕周り、手、と周囲をまず緩めてから肋骨周りの筋肉を緩めていくことで変化が起こりやすくなりますよ✨
セルフケアがしやすい身体を創りたい♪方もたくさんご来院頂いておりますので、お気軽にご相談くださいませ☺️