脱*肩コリ

1.肩こりではない状態、って?

ご無沙汰しております^ ^

先月の投稿数と比べての今月の少なさ笑

ま、そんな時もありますよね。と、いうことでまた書いていきます。

今回は「脱*肩コリ」と題して最近の肩こり施術事情をお伝えして参ります。

今、CDを落としてるんですけど、動作容量が悪いのかこの打つスピードが腹話術的にキーボードを叩くと遅れて画面に表示される・・・あ、終わりました。

肩こりの施術事情と言いますのは、私が「ここまで緩めたら”楽になった!”実感を持ってもらえる」レベルについてのことです。むしろ、肩コリではない状態はどんな状態か、について考察していきます。

肩こりではない状態。

そんな状態あるの?と思う方もきっといるはず。肩こりではないことがないので、もうわからないんですよね。そんなお言葉よく聞きます。

からだの状態からすれば、肩こりというのはどこかの筋肉が硬くなり、筋肉を覆う筋膜が引っ張られ”痛み””違和感”として肩に現れている状態、です。

この、どこかの筋肉、というのが厄介でして。

そう、痛みと原因が違う、という奴ですね。

ただ、肩の場合、往往にして、上腕骨が肩に入り込んで詰まっている状態、が多いです。

なんじゃしら?という感じかと思いますが。。

肩こりでない状態というのは、言葉で表すと、肩と上腕骨がグラグラしている状態余裕がある状態、なんです。

この状態を目指して緩めて痛み違和感が解消されない方がいないので、ここを目指しておるわけです。

この擬音語の不明さ(●´ー`●)、詳しく説明していきますね。

2.肩と腕の解剖学的関係性

肩と上腕、こちらです。

筋肉を取ると、この様になります。

この状態を見て、どう思いますか??

腕の骨、上腕骨、よくついていると思いませんか?

そうなんですよ。筋肉と皮膚を外してしまうと、上腕骨が落ちない様に支えてくれるのは靭帯だけになってしまうんです。

厳密には、靭帯には上腕骨の重さを支えられる程強度はありません。なので、もし筋肉に支えられる力がなくなってしまったら、上腕骨を支えることが出来なくなります

それはつまり、腕を動かすことが出来なくなる、ということです。

肩から支えられていないのに腕を動かす、なんて芸当出来ませんから。

作業療法士として関わらせて頂いている利用者の方で、先天性の麻痺がある方がいまして。その方は支える筋肉が限られているのです。その筋肉駆使して自分で食事や着替えなどされています。

加齢に伴い、最近は筋力の低下に気をつけなければならないので、使える筋肉の強化と共に、肩関節周囲の筋肉も強化しています。

それは、上腕骨が肩関節から外れない様に、です。

亜脱臼を加速させない為、でもあるのですが、腕を動かすには、そもそも、肩関節が安定している(しっかり固定されている)、ことが条件になるのです。

3.腕が自由に動くために必要なこと

腕が自由に動くためには先ほど書きました、

肩関節が安定している、しっかり固定されていること、です。

しっかり固定されて安定している・・・

え、そしたら最初に書いたことと矛盾しない?

肩と上腕骨がグラグラしている状態余裕がある状態」

そうなんです。

言葉上は相反することになるのですが、ここが大事でして。

◉痛みが起きていない状態⇨肩と上腕骨がグラグラしている状態余裕がある状態

◉腕や手をよく使う時の状態⇨肩関節が安定している、しっかり固定されている

つまり。

腕や手をよく使う為に肩関節を安定させる為にしっかり固定し続けた結果、その状態のままになってしまった、のです。

筋肉を使い続け、使ったままにしてしまった為、硬いままで緩まなくなってしまった

この状態では、もう、筋膜は引っ張られっぱなしで痛みや違和感が起きて当然なんですね。

腕や手指を使う為には肩関節を安定させる必要がありますが、使ったら使った分、緩ませないとならないんですね。

4.なぜ硬くなっていることに気づかないのか?

ここが盲点なのですが。

肩関節を安定させる筋肉達。

これらの筋肉。

背部。

前部。

非常ーに!

触りにくい!!触る機会がない!!!

のです。

なので、硬くなっていることに気づかないのです。

でも一度触れば・・・なんですかこれ!硬すぎですね!!と、皆さん驚かれる筋肉達なのです。

肩が上がり下がらない、それもこれらの筋肉が硬くなりすぎていることが要因であることが多いです。

他にも、

✔︎肩が重だるい、

✔︎肩全体的に違和感がある、

✔︎肩が動きにくい、

✔︎肩が詰まっている、

✔︎首が動かしにくい、

✔︎首を無性に動かしたくなる、

✔︎首の詰まり感が半端ない、

これら全て、肩関節周囲のこの筋肉達が緩めば解決することなのです。

5.どうやって触れられる?

外から触れるとすると、ここを触ってみると触れます。

この動画からスクショしたので見にくいかも知れません・・・

画像で示すと、ここです。青い三角部分。

からだの後ろ側はこの部分から触れられますが、表は肋と肩甲骨で挟まれているので触りにくいですが、脇の隙間から触れます。

硬くなってガチガチだと隙間もなくなっているかもしれません。と、触ると結構痛いと思います。

これらの部分だけでなく、肩を支えている筋肉は二頭筋や、三頭筋もありますので、肩に付着する筋肉は全て緩めて伸ばしてあげる必要があります。

緩めて、伸ばす。

緩めるのはお分かりかと思いますが、伸ばすことも必要なのです。

硬くなっている筋肉は、硬さだけでなく、縮んでいます。

ですので、伸ばして、伸び縮みしやすくしてあげることが必要なんですね。

6.まとめ

肩こりを解消するには、ただ単に、痛みや違和感の出ている部分をゴリゴリさせたり、押して見たり、してもあまり効果はなんですね。

なぜ肩こりが起きているのか?

その背景から、

①からだの状態を読み取り、

②その状態を解消、使い込んでいない元の状態に整えてあげること

が大事、というわけです。

肩こり、という名称が使われすぎてなぜ痛みや違和感が出ているのかが見えにくくなっていますが、ちゃんとそうなった要因原因があります。

使いすぎて痛みや違和感が出ているのなら、

筋肉が要因で痛みや違和感が出ているのなら取り除けます

その要因を取り除いた状態が、肩が整っている状態が、

肩と上腕骨がグラグラしている状態余裕がある状態

なんですね。

・・・この状態良くわからないです、、という方はぜひ当院へお越しください。

ご実感を持って体感して頂きますので!

肩こり、根こそぎ整えて行きますよ!!!

 

fumi

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