1.膝が痛さと生活スタイル
今年は、39年ぶりに木枯らし1号が吹いてないそうですよ。
木枯らし1号、って冬になる前の吹いた風が木枯らしなのかと思っていたら、条件があるそうなんです。知りませんでしたー。
東京の木枯らしの条件は、
❶気圧配置が西高東低であること
❷北から西北西の風向きであること
❸最大風速が8メートル以上
❹10月半ばから11月末までに吹くこと
の4つだそうです。
リミットは30日まで。
木枯らしが吹かなければ、1979年以来、39年ぶりに東京で木枯らし1号が来なかった、となるそうですよ。
・・・これが果たして何を意味しているのか、はわからずです。来なかったらどうなるのでしょうかね。
強くて冷たい風がまだ吹いていない、ということで、寒さが来るのが遅いということなのでしょうかヾ(*´∀`*)ノでも確かに秋、長い!暑い!
そんな東京ですが、今日は訪問の日でした。
訪問は小児メインで入らせて頂いているので、大人の方は他スタッフから要請があったりした際に同行してアドバイスなどさせて頂いてます。
ママチャリ、移動時間総125分。笑。
今日は数ヶ月前から体重増加に伴い、右膝が痛くなった40代の女性の方。
歩くと時に痛くて、近くのコンビニにいくのも痛くなるとのこと。
早速。
お伺いすると、床での生活なんですね。
布団、ローテーブル、そして外階段で昇降する3階の部屋。
これは、、膝が痛い方にとっては悪条件の部屋ですなー、と思いました。
その方の生活状況、普段の動作や姿勢がわかると、それは確かに痛くなるかも、とわかることが沢山あります。
2.膝の構造
さて。問題の膝。
訪問前の懸念点は、膝関節自体に何かしらの変形があるかどうか、でした。
膝は股関節や肩関節とは異なり多方向には動きません。
前後の動きがメインで、少し捻ることはできます。
ですので、前後は靭帯の補強は少ないものの、膝横は靭帯の補強が強く、横に流れない様になっています。
ご存知の通り、膝の靭帯は少しクロスしながら縦に走っており、その両端に半月の形をした骨と骨の間にクッションとなる関節半月があります。これらのおかげで、曲げ伸ばしをしたときに上手いこと骨と骨がスライドしつつ、骨同士に負荷がかからないようになっています。
凄いんですよ、膝は。
繊細なんです。
とっても。
あんな柔な関節で体重支えてくれてるんですから!
大事にしないとですね。
因みに、膝が痛いと軟骨が原因、と思われる方もいますが、1番初めに膝が痛くなった時はほぼほぼ原因は軟骨ではありません。
膝は大きく三重構造でダメージを和らげています。
第一バリアは筋肉。
第二バリアは靭帯。
第三バリアは軟骨などの組織。
ですので、1番最初に痛みが出るのは筋肉が原因ですのでサプリをとってもあまり変わらないですね。
同時に、第一バリアである筋肉が原因なら、痛みや違和感があってもすぐ対処したら良くなるのは早いです。痛みが出たら放置せず、なぜ痛みが出ているのか早々に判別することをお勧めします。
3.痛いと筋トレ?本当にそれでいいの?
戻りまして。
今回、痛みが起こるタイミングは1番は
歩いている最中
でした。
正座は出来ていたので関節そのものは大丈夫。筋肉によるクッション機能が働いていないことはわかりました。
さて。
じゃあどこの筋肉が原因なのでしょうか?
しゃがんで立ってもらった際に、どちらが痛かったというと、
立ち上がるとき
でした。
特に、右膝内側。
どの動作時に痛みが起こるかによっても原因は違うんですよね。
右膝。
内側。
動きの感じと痛みのタイミングからして原因はすぐ判明しました。
太ももの筋肉が圧倒的に使えていない。
ここで、何を思いますか?
はい、そうです。
使えていない=使えるように=筋トレ
・・・・・じゃないのです!!!!
確かに、必要。
でも!
痛みが出てるんです。
ここが大事。
動きにくい、ではなく痛みが出てるんですよ。
痛みはなぜ起こるのでしょうか?
筋膜によって引っ張られて、動くと滑りが悪いからより一層引っ張られて痛むんです。
10分も歩くと痛い。
これ結構引っ張られてますよ。
リミット10分なんですよ。
10分で時限タイマー鳴るんです、ウルトラマンよりは長いけど、でも短すぎますよね。
このまま筋肉つけるための筋トレしたら、、筋トレの度に引っ張られて余計痛くなる可能性あります。
確かに。
筋トレして改善する方もいます。
でもそれは、引っ張られている度合いが軽度で長時間歩くと痛いかな、程度の方です。
筋膜に引っ張られた状態は、それぞれの筋肉バランスも崩れているので、そのまま筋トレをすれば、崩れと硬さの上に更に崩れと硬さを作る可能性があります。
筋トレもやれば良いわけではないんですね。
ちょっと歩くだけでも痛い
という方は、ぜひ、まずは筋肉緩めてから鍛えましょう。
まぁ、なんとも言えないのですが、普通に生活出来ないくらいであればそれは緩める方が先決のおからだですよ。
あの、余談なんですがいいですか?
私、リハビリ職種でして。
全員がではもちろんないですし、技術知識ある方は本当もう沢山います。
ですが、悪くなっているのを年齢などにより仕方がない、と捉えている場合や、安易な筋トレを勧める場合もあるんです。
あ、私は大人は訪問リハビリのみですので病院の場合は語弊があるかもしれないので誤解があったらすみません。
確かに、ちょっとこれは完全にはよくはならないだろうな、、という場合もあります。でも、痛みを軽減することは出来ます、早期であれば。
今回も、早期に呼んで頂いたので変化も見られ、見通しも明るい感じでした。
訪問リハビリは何でも屋でもあるのでね。
作業療法士とか理学療法士とか関係ないんですよね。精神疾患の方でもからだが悪くなることもありますし、高齢にもなります。そしたらからだ、みれないといけないんです。関わる専門職で他にリハビリ職種がいなかったら余計に、です。
痛いのを見守って家に引きこもらないとならない生活になっていくのを仕方ないと思ってはならないんですよね。
て、私も小児から訪問に移った時は何も出来なさすぎてしょうもないリハビリプランを立てていました。本当に申し訳ない限りです。
なので、今は入れるなら入って、痛みは軽減できるしからだもまだまだ変わる!というのを実感してもらって、スタッフの方にもその人と一緒に可能性を見てもらえたら、と思ってます。
からだが動かないと心も止まります。
心が止まればからだも動かなくなります。
心とからだはいつも一心同体なんです。
どっちも大事なんです。
4.痛みの原因
はっ。笑
膝の痛みですよ。
原因は、
太ももの筋肉が使えていなかったんです。笑。
緩める場所は、
大腿内側広筋
大腿直筋
と、
半腱様筋、半膜様筋
です。
表と裏。
どっちも緩めてどっちも使えるようになると、膝のクッションが機能し始めます。
ここで隠れボスも一緒に緩めてあげます!
腸腰筋
です!
そもそも、太ももの筋肉が硬くなり始めたのは、骨盤が後傾し始めたからなんです。
①体重の増加により、動かなかったことにより、腹部の筋肉が使いにくくなりました。
②それにより、骨盤を立てられなくなり、股関節が常に曲がる様になりました。
③その結果、膝は外に開き、膝を伸びきることなく曲がることが大きくなり、太ももの筋肉は常に力が入る様になりました。
④そして、硬くなり、伸びなくなり、次第に膝のクッション機能を果たせなくなりました。
と、いうのが経緯です。
ですので、逆を辿って使える様にしてあげましょー!
そして、再度同じことが起きない様に使える筋肉を鍛えて増やしましょー!
と、いうわけです。
緩め方はこちら。
5.緩め方
①まずは腸腰筋を攻めて行きましょう。
3:46辺りから見始めて頂くといいですかね。
②次に、足の内側のラインを緩めます。こちら。
4;50辺りからどうぞ。
膝裏にこの様にポールかタオルなどを挟むのもありですね。
太もも前側がパツパツで硬い方はふくらはぎも必然的に硬くなりますのでこちらもどうぞ。
5;43辺りからです。
膝・・・もっと分かりいい動画を撮っていた気もするのですが、見当たらず。。。正直、動画何を撮ったのか覚えていないもので、探しきれておりません。ですので、また撮りますね。メンテナンス
のみ動画を。
三年前、二年前、一年前、半年前、三ヶ月前、いや!今この瞬間が一番緩みやすい方法を知っています。ですので、過去動画を乗せているものの、ベストではないことがあります。いや、結構やり難いものも多い。手抜きをしているだけなので、ちゃんと撮ります。はい。
原因がわかれば後は緩めるだけなんで、投稿も見事に原因以降失速しております、笑。
原因。それだけ大事、ということです(●´ー`●)
膝、痛い方はぜひ骨盤、腹部から筋肉の状態チェックしてみて下さいね!!!
fumi
お知らせ
年度内の営業は12月30日まで、年明けは1月4日から営業開始します。ご予約は早めに。
長引く腰痛 、取れない腹部や股関節の張り感は当院にお任せ下さい。
からだの違和感・重だるさ・快適なお身体をキープする定期的なメンテナンスもご相談下さいませ。
お問い合わせは整体院華羽まで。