こんばんは。
梅雨ですねー。
湿気と低気圧と高気温は本当私の苦手分野でしてヾ(*´∀`*)ノ
自律神経がおかしなことになるので6、7月は絶賛低空飛行月間で、早く過ぎて欲しいと願うばかりの月です笑
先週は、保育園へ運動発達の巡回指導に行ってきました。
一般の保育園に出向き、運動面で気になる子を見させて頂き、その子の身体で何が起こっているのか、これから発達促進のために何ができるか、を先生方へアドバイスさせて頂く仕事です。
普段は、診断がついている子や、ついていなくても養育者が発達面で気になる面がある子のサポートをさせて頂いているので、言い方が難しいですが「明らかに発達の進み方が少数派」の子達を見ています。
一般の保育園では加配といって支援員の方が特別につくケースが多い子で、個別の対応が必要な子達です。
なので!
なかなかない機会なのです!!!
感想は・・
楽しかったヾ(*´∀`*)ノ
コレ、もう一回つけたいくらい→ヾ(*´∀`*)ノ笑
伺った保育園は、他の園とは少し異なり、子どもたちが自分で考え行動に移せるように、声かけや介入が最小限でみんなが動けるような支援方法をとっています。療育機関でも行っている支援方法なので、どの子も理解できる方法で先生方が関わられています。
それもあり、他の園と比べ、支援が必要かな?といった集団で目立つ様な子も積極的に受け入れています。
クラスに大抵数人は発達の偏りがある子はどの保育園にもいますが、やはりここの園は多い。多いけれど、、、目立たない!!!
そう、偏りがあっても集団に乗れているのです。どの子にもわかりやすい環境設定、関わりだからなのです。
これ、本当に凄いことなんです。
今、保育園だけでなく小学校でも集団に乗り切れず目立ってしまう子、は少なくないです。
目立つ子がいると、特別な支援を、特別な環境で、となってしまいがちです。でも、それはその子のことを考えている様で、集団がまとまりやすい様に馴染めない子は抜いて、という考えでもあります。
それは、多数派の子ども達に合わせた環境設定、関わりなのでそうなってしまうのです。
それを、みんなに焦点を合わせて環境設定、関わりをするのです!
グローバルスタンダード、というやつがあるじゃないですか。どのひとにとっても使いやすい環境。これ、って、発達に偏りがある子にとって有益、なのではなくみんなにとっても”わかりやすい”環境でもあるんです。
街中である道案内。
漢字、カタカナ、ローマ字、そして、記号。
外国の人向けにはじまった表記の多様化ですが、これらが揃っていることによって、文字がわからない子どもでもわかりますし、文字が読めない方もわかります。そして、漢字、カタカナがわかる人にとっても”読まなくてもわかる”ことで頭で読まなくても視覚的に情報を入手できるので誰にとってもわかりやすいものになるんです。
それが、日本にはもっと必要なんですね。
一定の枠内に合わせて、合わない人はそこから外れる。これが昔からある教育環境です。
でもこれからは、どの子にとっても過ごしやすい、学びやすい場にすることでもっと子どもの可能性を高めることができると思います。
具体的に言えば、
片付け一つとっても環境次第で子どもの自立性は全く変わってきます。
大人にとって整頓された場所でも、子どもにとってはとてもわかりにくかったりします。
わかりにくいと何が起こるか。
声かけ、介入が必要になります。
そうなると、自分で考えて行動する、機会が失われ、大人の手助けがないと動けなくなる。
これ、大人でも同じですよね。
奥さんしかわからない片付け配置だったら、例えば、旦那さんは普段仕事に出て家にあまりいないとするとお父さんには片付け場所はわからないはず。そうなると、片付けのたびに奥さんの手伝いが必要になる。毎度毎度聞いてくる。それに奥さんは苛々してくる。
・・・これ、原因、て旦那さんが解ろうとしていない、てことじゃなくて、”わかりにくい”ことが問題なので、誰でもわかる片付け配置にすれば解決しますよね。それでも聞いてきたら、これはもう旦那さん完敗です!笑。奥さんは、ここで初めて”自分で考えて”と堂々と言えるわけですヾ(*´∀`*)ノ
ちなみに、私は昔、片付けられねーゼだったので、片付け場所を全部決めました。片付けられない原因が、「片付ける場所が”全部”決まってなかったから」だったので。そうしたことで片付けられました。行き先が決まっていればあとはそこに入れるだけですから。一人暮らしなのでそこまではしていませんが、これに、ラベルなどを徹底すれば、誰でも片付けられる様になる。なんなんら初めて家に来た人でも片付けられる設定や、写真やマークなども使えば、子どもでも片付けられる。こういう環境設定が”自立した行動”にはとても大事なんですよね。
て、これ。
大勢の人が動く会社では当然のごとくそうなってますよね(●´ω`●)ゞ環境が変わっても同じなのに不思議ですね。
片付けだけでなく、
お支度一つとっても、どんな順番で何から、次は何をして、といった流れも大人が介入しなくてもできる環境設定が作れれば、子どもは率先して動けます。
これも大人でも同じことで、新しい駅を使った際、標識が何もなかったらどうなりますか。
誰かに聞きますよね。誰かの手を借りないとならない。それが、標識一つあることで自分で行動できる。
動線もそうですね。人の流れが眼に見えるようにわかれば人は動きやすい。
街中にはあるのに、保育園、幼稚園、学校にはあまりない。
伺った保育園で私がとても印象的だったのは、声かけが圧倒的に少ない。
指示する必要がないんです。指示しなくても動ける様な環境だからです。
子どもが片付けなど聞いてきた時でも、「自分で考えてみてね」との声かけ。
この言葉、当たり前の様で結構凄いことで。
自分で考えて動ける環境にしてあるから、だから言える言葉なんです。
何気なく、いっちゃいませんか?大人、って。
でも、正直、”自分で考えて動ける状況”でないのに”自分で考えて”と行っている場合がとても多いんですよね。わからないから聞いているんです。大人にとってわかりやすいことでも子どもにはわかりにくい。小さい子が、ただの怠けで聞いているなんてことないんです。もしくは、普段、家庭で指示されて(声かけされて)しか動いたことがないか。
大人は時として残酷なので、普段、声かけして手助けしているのに一定の年齢になったら「できるだろう」と思って、”自分で考えて”と言い始めるんですよね(´-ω-`)子どもにしてみたら、えぇーーー!今まで指示してきたのに急に放任なのー!?(←こんなことを思っている子は一人もいない笑笑)て。
子どもは年齢と共に発達はしますが、経験がないことが突然できる様にはならないんですよね(●´ω`●)ゞ
発達、と言うのは発達の階段を経験によって積み重ねるので登ることができる。運動も概念的な発達も全部、”経験”してできる様になる。その経験を奪っておきながら、できないの!?はちょっと酷ですよね(゚Д゚≡゚Д゚)
自分で考えて動ける様になるには、考えて動ける環境が必要。
小さい頃から自分で考えて動けるベースができている、月齢が上がれば上がるほど、もっと多くのことを考えて行動できる様になります。
先ほどの。
大人も考えて動いて欲しいなら声かけしないでも動ける環境を作る必要がある。
旦那さんに自分でやって欲しいなら、自分でできる環境設定が必要笑。
しかも。
子ども達みんなが自分で考えて動ける様になったら、なにより大人が楽になるはずなんです!!
伺った保育園は他の園より支援が必要と思われる子が多いはずなのですが、加配と言われるプラスの支援者はどのクラスにもいないんです。二人の先生でもちゃんとみんな動けるからです、自分で。
どうしたら集団を動かせるか、を先生が考える必要がないので、先生方は子ども一人一人をしっかり見ることができる様になるんです。勿論、とても忙しいので時間的な余裕があるわけではありませんが、気持ちの余裕は断然違うのではないかと。
どの先生も、一人一人の子の成長をとても考えています。
先生も動きやすい、子どもも動きやすい。そうするともっともっとできることは増えるんですね。
少しの時間しか見れなかったので、見えていない部分もあると思います。ですが、子どもの内から、自分で考えて判断して動く、というのは心の発達のためにとても重要なんだな、と改めて思いました。
あ、勿論!
運動面のアドバイス、お仕事もしっかりしてきました(●´ω`●)ゞ
身体ゆる子ちゃん、結構いました(*˘︶˘*)可愛かったー♪
私のお手製クッションも大活躍でして、お役に立てて嬉しい限りでした☆
子どもたち、みんなの将来が楽しみですね!
全ての子どもが笑顔で心豊かに個性満載で育つことを願ってヽ(^∀^)ノ
fumi